禁止形を使って「~しないで」を伝えよう!/日本語ラーニングサポートLLC

日本語文法の学習をしましょう!

今回は、初級文法の一つ「禁止形」の使い方をご紹介します。

皆さん、こんな看板を見たことがありますか。

 

「危険!入るな!」

 

この「入るな!」は、「入ってはいけません」「入らないでください」という意味です。

「入ります」→「入るな」というように動詞の形を変えています。

この形を禁止形(きんしけい)と言います。

「禁止形」は、相手に**「~してはいけない」**と強く言うときに使います。

では、「禁止形」とはどのような使い方をするのでしょうか。

ここから詳しくみていきましょう。

 

本日のメニュー

1、「禁止形」の使い方

2、「禁止形」の作り方

3、どんなときに「禁止形」を使う?

4、練習問題に挑戦しよう!~「禁止形」を使ってみよう~

5、まとめ<

 

 

 

 

「禁止形」の使い方~「~するな!」と言ってみよう~

まずは例文を見てみましょう。

Sample1 危ない!触るな!

Sample2 ここに入るな!

Sample3 廊下を走るな!

Sample4 この部屋で写真を撮るな!

このように「禁止形」は、相手に**「~してはいけない」**と強く言うときに使います。

例えば、

危ない!触るな!

と言うと、

「危ないから、触ってはいけません!」

という意味です。

「触ります」→「触るな」

と動詞の形が変わっていますね。

また、

ここに入るな!

は、

「ここに入ってはいけません!」

という意味です。

「禁止形」は、「~てはいけません」よりも強い言い方です。

そのため、先生や上司に対しては使わないようにしましょう。

 

 

 

 

「禁止形」の作り方

「禁止形」は、動詞の辞書形に「な」をつけて作ります。

辞書形の作り方が分からない方はまずこちらを見てみてください。

→

 

辞書形 + な

例えば、
いく  →いくな

よむ  →よむな

とる  →とるな

みる  →みるな

たべる →たべるな

する  →するな

くる  →くるな
 

「命令形」と違って、動詞の形を大きく変える必要はありません。

辞書形に「な」をつけるだけです。

「命令形」と一緒に覚えると分かりやすいですね。

 辞書形   命令形    禁止形

行く  →  行け!  →   行くな!

見る  →  見ろ!  →  見るな!

する  →  しろ!  →  するな!

来る  →  来い!  →  来るな!

 

 

 

 

どんなときに「禁止形」を使う?

「禁止形」は、相手に強く「してはいけない」と伝えるときに使います。

特に、次のような場面でよく使われます。

★危険なとき

危険なことが起きたときには、「禁止形」を使うことがあります。

Sample1 危ない!触るな!

Sample2 そこから動くな!

Sample3 そのドアを開けるな!

Sample4 ここに近づくな!

例えば、危険なものを触ろうとしている人に、

「危ない!触るな!」

と言うことができます。

このような場面では、すぐに行動を止めてほしいので、短く強い言い方をします。

★ルールや注意を強く伝えるとき

ルールや注意を伝えるときにも、「禁止形」を使うことがあります。

Sample1 ここで写真を撮るな。

Sample2 ここに車を止めるな。

Sample3 この水を飲むな。

Sample4 このドアを開けるな。

実際の看板や注意書きでは、「~禁止」や「~しないでください」などの表現が使われることも多いです。

★映画やドラマなど
「禁止形」は、映画やドラマ、漫画などでもよく使われます。

Sample1 逃げるな!

Sample2 諦めるな!

Sample3 俺についてくるな!

Sample4 俺のことを忘れるな!

このような表現は、相手に強い気持ちを伝えることができます。

特に、

「諦めるな!」

は、「諦めてはいけない」「諦めないで」という意味です。

スポーツの応援などでも聞くことがあります。

 

「~てはいけません」と何が違う?

「禁止形」と「~てはいけません」は、どちらも「してはいけない」という意味があります。

しかし、強さや使う場面が違います。

例えば、

ここに入ってはいけません。

ここに入るな!

を比べてみましょう。

「ここに入ってはいけません」は、丁寧な言い方です。

一方、

「ここに入るな!」は、相手に強く禁止しています。

このように、

~てはいけません → 丁寧・普通

~するな → 強い・命令するような言い方

という違いがあります。

例えば、先生が学生にルールを説明するときは、

「授業中にスマートフォンを使ってはいけません。」

と言うことができます。

「授業中にスマートフォンを使うな!」

と言うと、とても強い印象で、先生が怒っている様子です。

そのため、普段の会話では「~てはいけません」や「~ないでください」を使うことが多いです。

一方で、緊急時や映画・ドラマなどでは、「~するな!」という表現をよく耳にします。

 

 

 

 

練習問題に挑戦しよう!~「禁止形」を使ってみよう~

問題1「禁止形」を作ろう

答えの例はこのブログの一番下に書きます。

① 「行きます」
→ (     )!

② 「見ます」
→ (     )!

③ 「食べます」
→ (     )!

④ 「来る」
→ (     )!

⑤ 「する」
→ (     )!

 

問題2 (  )にことばを入れて文を完成させましょう。

例)

危ない!そこに(    )!
→ 危ない!そこに触るな!

① あっちへ(    )!

② そのドアを(    )!

③ ここで写真を(    )!

④ そんなことを(    )!

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

本日は、初級文法「禁止形」についてご紹介しました。

「禁止形」は、相手に**「~してはいけない」**と強く言うときに使います。

「禁止形」は強い言い方なので、普段の会話では使う場面に注意が必要です。

立場が上の人には使わないようにしましょう。

一方で、危険なとき・強く注意するとき・映画やドラマなどでは、「~するな!」という表現をよく聞くことがあります。

日本語を勉強していると、「逃げるな!」「諦めるな!」「触るな!」などの言葉を聞くことがあるかもしれません。

「禁止形」を知っていると、日本人の会話や映画、ドラマなどももっと分かりやすくなりますよ。

皆さんも、まずは「禁止形」の形を覚えて、どんな場面で使われているか探してみてください!

 

回答例

問題1

①行くな!

②見るな!

③食べるな!

④来るな!

⑤するな!

問題2

① あっちへ行くな!

② そのドアを開けるな!

③ ここで写真を撮るな!

④ そんなことをするな!