ちょうふく山のやまんばを読んでみよう!part2/日本語ラーニングサポートLLC

日本語を学習するなら読み物から始めてみましょう。

今日は、以前ご紹介した「ちょうふく山のやまんば」というお話のpart2をご紹介します。

お話を楽しみながら新しい言葉や文法を学習しましょう!

復習にも便利ですよ!

 

今日のメニュー

1、「ちょうふく山のやまんば」part1のあらすじ

2、「ちょうふく山のやまんば」part2

3、「あまりに(あんまり)~」を使って話そう!

 

 

 

 

1、「ちょうふく山のやまんば」part1のあらすじ

ある村の近くにちょうふく山という山があり、そこには恐ろしいやまんばが住んでいました。ある時、そのやまんばが赤ん坊を産みました。その後やまんばは、もちが食べたくなったと村の人に言い、もちを山の上まで持ってこさせましたが、力持ちの男二人は怖くなって逃げだしてしまい…

 

Part1を最初から読みたい方はこちら→https://nihongojikan.jp/blog/20260510-4443/

 

 

 

 

2、「ちょうふく山のやまんば」part2

 

男二人は震えあがって、もちを置いて逃げてしまった。

「さて…どうしたものか…」

おばあさんは、二人が置いて行ったもちを見て言った。

「こんなにたくさんのもちは、運べんぞ。」

ですが、しかたのないこと。

おばあさんはもちを少しだけ持って、また山を登って行った。

 

おばあさんが、やまんばのところに着くと、やまんばが言いました。

「ごくろうじゃった。子供を産んだら、なんだかもちが食いとうなってな。もちは持って来てくれたか?」

「持ってきたんだけども、あんまり重いから、少しだけしか運べなかったよ。」

おばあさんは、少しのもちを差し出してそう言うと、すぐに帰ろうとしました。

しかし、やまんばは言いました。

「せっかく来てくれたんだ。少しうちのことを手伝っておくれよ。」

おばあさんは、断ることができずに、そこから一か月ほどやまんばのうちで家事を手伝いました。

そろそろ、自分の村に帰りたくなったおばあさんは、とうとうやまんばにお願いしてみることにしました。

すると、やまんばは、

「そうかい。長いこと手伝ってくれてありがとうな。これをお土産に持って帰るといい。」

と、きれいな布をおばあさんにくれました。

一か月ですっかり大きくなったやまんばの子供は、おばあさんと布を担ぎ、山の上から村までぴょーんと飛んで運んでくれました。

 

村へ帰ってみると、村の人たちはもうおばあさんが死んでしまったのだと思い、お葬式まで終わっていたので、帰ってきたおばあさんを見て皆大騒ぎです。

おばあさんは、みんなにこれまでの話をして、やまんばがくれた布をみんなに分けました。

ですが、この布は不思議な布で、いくら使っても全然減りませんでした。

村の人は、その布で着物を作り、みんな幸せになりました。

ちょうふく山のやまんばが守ってくれているおかげで、村人はいつまでも幸せにくらしましたとさ。

 

いかがでしたか。

面白い日本の昔話でしたね。

皆さんはやまんばってどんな姿をしていると思いますか。

怖いのが大丈夫な方は、イメージ画像を調べてみてくださいね。

 

 

 

 

3、「あまりに(あんまり)~」を使って話そう!

本文に出てきたこの文を見てみましょう。

「持ってきたんだけども、あんまり重いから、少しだけしか運べなかったよ。」

 

 

ここでの、「あんまり重いから」の意味が分かりますか。

 

皆さんは初級の日本語のクラスで「あまり(あんまり)+~ない」を学習しましたね。

例えば…

Sample1 サッカーはあまり好きじゃありません。

Sample2 このケーキはあんまり甘くない。

 

このような文です。「とても好きというわけではない」「とてもあまいというわけではない」という否定を表していました。

 

ですが、今回の文「あんまり重いから」を見てみると、文の最後に「~ない」が入っていませんね。

これだとどういう意味になるのでしょうか。

これは、「とてもとても重いから」という意味になります。

例文を他にも見てみましょう。

Sample1 昨日はあんまり暑いからエアコンをつけっぱなしで寝たよ。

Sample2 あんまりお腹が空いたからお菓子を食べちゃったよ。

Sample3 雨があまりにひどいもんだからタクシーで行ったよ。

 

このように使います。

例文を見てみると全体的に少しネガティブな意味なのがわかりますか。

「とても~で、我慢できなかったから~してしまった」というような意味になります。

ですから、文全体がポジティブなニュアンスの場合はあまり使いません。

「あんまり」「あまりに」どちらも同じようにこの意味で使えますが、「あんまり」の方がカジュアルな話し言葉という印象があります。

 

それでは、少し練習してみましょう。

練習 文を完成させてください。答えはひとつだけではありません。

   答えの例はこのブログの一番下に書きますので参考にしてみてくださいね。

 

①昨日はあまりに眠かったから、        

②その店員の態度があまりにムカついたもんだから、      

※ムカついた:気に入らなかった、~にイライラした

 

③     があまりに    から、買えませんでした。

 

 

どうでしょうか。

「あんまり」「あまりに」は日常でも使えそうですか。

皆さんが日常を使う場面を想像しながら、ご自分でも文を作ってみてくださいね。

もう一度このお話を読んでみて、使い方を確認するのも良いと思います。

私たちJLSブログでは楽しいお話や、日本語学習に役立つ情報をたくさんアップしていますので、他の記事も是非読んでみてくださいね。

それでは、今日はここまで!

また次回のブログでお会いしましょう。

 

 

 

 

 

答えの例

①昨日はあまりに眠かったから、歯を磨かないで寝ちゃったよ。

②その店員の態度があまりにムカついたもんだから、クレームを入れたよ。

③遊園地のチケットがあまりに高かったから、買えませんでした。