だから、それから、2つの言葉の違いを考えましょう(理由の後に話す言葉はどちらでしょうか) / 日本語ラーニングサポートLLC
だから、それから、2つの言葉の違いを考えましょう。
理由を述べた後には「だから〜」と「それから〜」のどちらを使って話すのがふさわしいでしょうか。
「2026年は絶対N1に合格したい!だから、プライベートレッスンを始めます。」
↑理由(/モチベーション、etc.)だから、↑「〜です/ます」【話したいこと】
このように話しますね。毎日、色々なところで耳にする日本語のパターンではないかと思います。
本日も私たちJLSのブログをお読みいただき誠にありがとうございます。
日々忙しく過ごしていると、あっという間に2026年も1月の半ばになって、いつもの毎日がもどってきましたね!
勉強も仕事も大変に思う時はやっぱりありますし、また同時に、クラスメートや先生・会社のメンバーと楽しい時間が過ぎていくようにも思います。
一年前は何をしていたかな?と、なつかしく去年の冬を思い出すと、やっぱり少しずつ歩を前に進めてここまで来たように感じられます。
この寒い季節(本当に真冬の寒さが沁みる一月!)から今年も春、夏、秋といろいろな出来事との出会いが待っていそうです!
海外からいらっしゃった皆様の勉強は新宿のJLSがサポート、
今年の日本語の勉強も頑張ってキャリアアップの一年にいたしましょう。
「それから」って、どんな言葉でしょう?
さて、本日まず考えてみるのは〈理由をマークする言葉〉→「から」です。
例文を見てみましょう。
● 寒いから、エアコンをつけましょう。
●ごめん、今日は先に帰るよ。ちょっと風邪っぽいから。
このように「から」という言葉で何かの理由をマークした文は、日常的に話されています。
誰しも親しみを感じられる日本語の話し方の一つではないかと思います。
ーーー
では、以下の日本語はどうでしょうか?
「サンプル(?):寒いですね。それから、エアコンをつけましょう。」
↑「それ」=「寒い」、※●で示したうち最初の文例を2つの文に分けて、真ん中に「それから」のコネクションを入れてみましたが、何か不自然な感じがします。
・・・・・・。
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ここで気をつけなければならない[重要!]ポイントは「それから」という言葉の使い方です。
■「それ」・・・前に話してある[何か(/トピック)] を示すことができますね![サンプル(?)]の文では「寒い」=「それ」です。
■「から」・・・理由をマークする
この2つの言葉をミックスすると、、、
⇒ 「それ」+「から」=『それから』
(・・・前に話した[何か(=それ:理由)]があるから、〜〜〜です/ます。)
上のシチュエーションでは:
⇒「’【理由】の文’。『それ(理由)から』、〜〜〜です/ます」←【結果etc.】の話したいこと
↑このように言ってみたい気がしますね!
⇒(?)寒いですね。それから、エアコンをつけましょう。
・・・・。やはり不思議な文です。
「何か変な(おかしい)フィーリングだ!」と思っていただけたら、皆様の毎日の勉強の成果だと思います。
もういくつか例を挙げます。
同様のサンプル文(?)を見て、不自然さを見つけてみましょう!
→(?)今日は8時まで仕事だったんだ。それから(家に)帰ってくるのが遅くなっちゃったんだ。
【理由】今日は8時まで仕事だった(+んだ)
【話したいこと/結果】家に帰ってくるのが遅くなっちゃった(+んだ)
【理由の後に述べるコネクション】⇒(◯)だから / (✘)それから
⇒(◯)今日は8時まで仕事だったんだ。だから、家に帰ってくるのがおそくなっちゃったんだ。
↑※「だから」という2つの文をつなぐ(文のコネクションの)ための言葉を使いましょう。
まず最初に理由を話す。「だから」という言葉を次の文との間のコネクションとして置いて、2つ目の文で[【結果etc.〜】の話したいこと]を続けています。
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「それから」という言葉は、実は「【理由】を示す言葉」になりません。
※【注意!!】「それから」は①時間を示したり、②他の物事を追加して述べる時に使う言葉と覚えておきましょう。
↓
文例:
● 今日は学校のあとサッカーのクラブがあります。それから、家に帰ると7時くらいになりそうです。
●毎晩シャワーを浴びます。それから、少し本を読んで寝ます。
●今日はたくさん買い物をしたな。スニーカーとキャップを買った。それからハンガーも買ったし、ジャケットをクリーニング屋さんに持っていった。
↑※「それから」をコネクションに使った文例です。上の2つが[時間]、最後の1つが[追加]です。(焼肉屋さんの「追加」とまさに同じですね。/●「タン塩とカルビ、あ、それから韓国のりもお願いします」)
<ポイント!>
大切なことは’普通体’を考えることです。
※ 普通体・・・単語のシンプルなフォームです。オリジナルの形と言っても良いでしょうか。「・・です/ます」の末尾で〈文〉として話すムードを抜いた単語です。→ 例:雨です⇒「雨だ」/ 食べます⇒「食べる」、etc.(「普通体」の詳細は本日の記事では割愛します。)
「それ」は名詞ですから「それだ」が普通体のうちで’最もシンプルな形’ になりますね。(それだ/それじゃない/それだった/それじゃなかった)
では、この普通体の「それだ」を「から」でマークして『それだから』という言葉をコネクションに使ってみます。
⇒(◯)今日は8時まで仕事だったんだ。それだから、家に帰ってくるのが遅くなっちゃったんだ。
この文例は(少し長々とした台詞にも感じますが、、)間違いのない日本語ですね。
「それ」+「だ」の⇒「それだ」という言葉が、【理由】になる’何か’を話していることになるのですね。
「だ」というひらがな一つだけの小さな違いに感じます。
けれども、「だ」が「それ」にくっつくことで、
前に話した[何か(/トピック)] +だ =【[それ]だ】 (※[それ]です)
このように「インフォメーション」として話すことが出来るようになるのです。※「文」の形と言っても良いです。単語という「サイン」から言葉である「文」に変わっています。
情報として完結している(=文のサイズになった)ひとかたまりの言葉をしっかりと作ることが大切だったのですね。
だから、「それだから」を使えば【理由】を述べた後のコネクションの言葉として正しい日本語になります。
(※ただし、広く一般的な話し方において、文と文の間のコネクションの言葉としてこのような場合には、シンプルに「だから」を使うのが良いと思います。)
ここまでの内容を整理します。
■ 「それから」・・・時間の言葉、他の物事を追加する言葉
例:12時までに仕事を終わらせます。それから、一緒にランチに行きましょう。
例:バジルのパスタを大盛りでお願いします。それから、シーザーサラダも!
■ 「それだから」・・【理由】の後に置くコネクションの言葉
例:(今日はちょっと大切な案件で、)13時半までミーティングがあるんだ。それだから、ランチは少し待ってくれないかな?(←※微妙に引っ掛かりを感じるかもしれません。文脈を求めたい気がしますね。)
■ 「だから」・・・【理由】の後に置くコネクションの言葉、※シンプルに推奨(おすすめ)します。
例:13時半までミーティングがあるんだ。だから、ランチは少し待ってくれないかな?
(※↑こちらの文例は一つ上のものよりもシンプルかつ自然に感じますね。)
「それ」は(上の通り、今回の例文のケースでは)前に話したトピックをもう一度話す言葉です。だから、’しつこく’感じるのですね。
「それだから」を使うのは、「長い【理由】をまとめて伝えたい時」にしましょう。↓
※おまけ、「それだから」を使った文例
● 事故があって、今日のラッシュはすごかったんだ。電車の中で立って寝られちゃうくらいで身動きも出来なくて・・・。もちろんスマホもポケットから出せないし・・・。それだから、連絡も出来なかったんだ。
● 適度なストレスは生きがいを持つためのモチベーションなんて言いますけど、やっぱり働き過ぎ頑張りすぎ、勉強のやり過ぎは心だけではなくて健康にも影響する大きな負担になりますよ。この忙しい現代では、毎日普通に生きているだけで考えることが山のようにあって大変なもの、ストレスが万病の元になるんです。まず健康あっての人生ですよ。それだから、遊びや趣味を持っていい、お金をそんなに持っていなくても気楽でいい、お酒くらい楽しく飲んだって良いと思うのです。
● 気持ちは分かるけれど若いのだから生き急がずに、「石の上にも三年」と昔から言いますね。冷たい石を温かくするのは時間がかかる。何事もあなたの歴史があって「今」が作られるのですよ。それだから、我慢が大切だし、一度築いた人間関係は貴重なものなのです。
↑、これだけのサイズのある言葉の中でしたら「それだから」という話し方も自然に感じられる気がします。しかし、日常的にそうそう多く使うタイプのものではなさそうですし、【理由】を示す2つの文のコネクションにはシンプルに「だから」を使うと覚えておきましょう。
本日の勉強は以上です。
【理由】に対して間違って使ってしまいやすい「それから」をテーマにして’時間(や「追加」)’を示す話し方であること、そして、理由を述べた上で何かを伝える文の形を、いくつかの例を見ながら確認しました。
日本語を話す時の一つのコツとして、参考にしていただければ嬉しい限りです。
「ぺらぺらの日本語上手」は、やっぱり日々のコツコツとした努力から始まります。
2026年も日本語を磨いてJLPTの合格やキャリアアップと言った大きな成功を目指しましょう!
日本語を勉強する道の上で高い壁に出合ったり、向かうゴールが分からなくなってしまった時には、プロの教師と学ぶプライベートレッスンも選択肢のうちの一つだと思います。
ご相談はいつでもお気軽にお寄せくださいね!
私たち日本語ラーニングサポートは海外からいらっしゃった皆様を心より歓迎いたします。