ています、てありますを使って話してみよう!/日本語ラーニングサポートLLC

ています、てありますを使って話してみましょう!

今日は、物のコンディションを表す二つの文法「ています」「てあります」をご紹介します!

使い分けがちょっと難しいかもしれませんが、今日のブログで是非覚えていってくださいね!

 

 

今日のメニュー

1、「自動詞+ています」の使い方

2、「他動詞+てあります」の使い方

3、まとめ

 

 

 

 

「自動詞+ています」の使い方

この文法は、物の状態(コンディション)を表します。

まずは、例文から紹介します。

 

Sample1 窓が開いています。

Sample2 会議室の電気が消えています。

Sample3 枝が折れています。

Sample4 服が汚れていますよ。

 

 

「ています」の前には、自動詞(じどうし)が来ます。

自動詞とは、何でしょうか。

日本語の動詞の中には、自動詞(じどうし)と他動詞(たどうし)というものがあります。

 

自動詞は、「開きます」「消えます」などの目的語(動詞のターゲット)がない動詞のことです。

例えば、

「ドアが開きます」

「電気が消えます」

この二つの文はどちらも自動詞が使われています。

助詞に注目してみましょう。

「を」がないですね。「を」は目的語(動詞のターゲット)を表すマークですが、自動詞の前には「を」がありません。

「ドア」や「電気」が主語になっているからです。

 

このように、自動詞の文では、誰が?何を?という部分がなく、物が主語になっています。

電車のドアをイメージしてみてください。

お客さんも駅員さんも電車のドアを押したり、引いたりしていませんね。

ドアは、オートマチックに動きます。

この時、「ドアが開きます」と自動詞を使うんですね。

皆さんが、自分の家に帰って、玄関のカギを開けて、自分でドアを押したり、引いたりしたときは、「私は、ドアを開けます」と言います。

↑この「(ドアを)開けます」は、他動詞です。

助詞を見てみると「を」がありますね。

他動詞の文は、

「私が(は)ドアを開けます」

「田中さんが(は)電気を消します」

となります。

「私」がアクションをした人、「ドア」は目的語(動詞のターゲット)、「開けます」が動詞ですね。

つまり、自動詞は物が主語で、オートマチックにもしくは自然にそうなるときに使います。

他動詞は、誰が何をどうしたのかがはっきりと表されていて、誰か(人、動物)のアクションを言うことができます。

 

 

さて、「自動詞+ています」の文法の話に戻りましょう。

この文法は、自動詞を使っていますので、

「会議室の電気が消えています。」

と言ったら、誰が消したのかわからない(誰のアクションかは重要ではない)が、今の会議室は暗い状態だという意味になります。

 

それでは、皆さんの部屋をイメージしてどんな状態か「ています」を使って表現してみましょう。

・電気がついています。

・ドアがしまっています。

・窓が開いています。

・エアコンがきえています。

 

 

「他動詞+てあります」の使い方

こちらも物の状態を表しますが、他動詞を使っているので、アクションの結果(効果)がまだ続いているという意味を表します。

 

Sample1 机の横に鍵がかけてあります。

Sample2 食べやすいように野菜が小さく切ってあります。

Sample3 はさみは引き出しにしまってあります。

Sample4 カレンダーは壁にはってあります。

 

 

「他動詞+てあります」は、誰かがそのアクションをし、その結果がまだ続いているというときに使います。

わざと、目的をもってした行動の結果を表します。

 

「自動詞+ています」と意味を比較してみましょう。

自動詞例1

机の横に鍵がかかっています。

→誰の行動かは重要ではなく、ただ机の横に何があるのかを説明している。鍵があるという状態を表している。

 

他動詞例1

机の横に鍵がかけてあります。

→誰かが机の横に鍵をかけた。そうすると使いやすいから、もしくは鍵をなくさないから。そのような理由があって、鍵をかけるという行動をしたことを表している。

 

 

自動詞例2

エアコンがついています。

→ただこの部屋のエアコンの状態(つまり涼しい)を説明している。

 

他動詞例2

エアコンがつけてあります。

→誰かが、「みんなが暑い思いをしたらかわいそうだな。」「お客さんには気持ちよく過ごしてほしいな。」と思って、エアコンをつけ、涼しくしておいたというような意味がある。

 

それでは、パーティの準備の時をイメージしてみましょう!

準備はもう終わっていますか?「てあります」を使って確認してみましょう!

・ビールは冷やしてあります。

・部屋はきれいに掃除してあります。

・食べ物はもう買ってあります。

 

 

また、「他動詞+てあります」はずっとその状態である、継続しているという意味もありますが、「自動詞+ています」は今の状態を表しています。

ですから、「他動詞+てあります」は下のようには使いません。

 

✖ あ、服が汚してありますよ。

〇 あ、服が汚れていますよ。

 

✖ あ、かばんが開けていますよ。

〇 あ、かばんが開いていますよ。

 

このように、相手の服やかばんの今の状態を教えてあげるときには「ています」を使ってみましょう。

「てあります」を使うと、ずっとその状態で、それが普通だというような意味に聞こえてしまうかもしれませんので注意してくださいね。

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

本日は、「ています」と「てあります」の違いと、自動詞他動詞についてご紹介しました。

難しい部分ですので、今まであまり使い分けが分からなかった方もいるでしょう。

今日のブログが少しでもお役に立てばうれしいです。

特に自動詞、他動詞は日本人の中でも日常生活の中で意識して使い分けている人は少ないでしょう。

口が、体がこの時は自動詞、この時は他動詞と覚えているのです。

ですから、みなさんも今日ご説明したことを頭の片隅に入れ、あとは日本人の使い方を真似してみてください。

自然と口から出てくるようになりますよ!

それでは今日はここまで!

また次回のブログでお会いしましょう。