お正月に関係のある言葉を学習しましょう!/日本語ラーニングサポートLLC
お正月に関係のある言葉を勉強しましょう!
本日は年末年始に話す言葉や使うフレーズをご紹介します。
皆さんもこのブログを読んで、同僚や友達と新年のあいさつをしたり、お正月休みについて話したりしてみてください。
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1、新年のあいさつをしよう!
2、年末年始は何をするか話してみよう!
1、新年のあいさつをしよう!
まずは、新年に日本人がどんなあいさつをしているのか学習しましょう!
・明けましておめでとうございます。(あけましておめでとうございます)
ハッピーニューイヤー!という意味で1月の新年によく使われるあいさつです。
目上の人にも目下の人にもこのフレーズは使うことができます。
友達や家族など仲の良い人の間なら「明けましておめでとう!」だけでもいいですね。
・今年もよろしくお願いいたします。(ことしもよろしくおねがいいたします)
今年一年も色々と助けてもらうかもしれないけれど、よろしくお願いしますという意味であいさつとして「明けましておめでとうございます」と一緒によく使われます。
・良いお年をお迎えください。(よいおとしをおむかえください)
このフレーズは新年の前(主に12月)に使います。
日本では、まだ1月になっていないのに「明けましておめでとう!」というと少し変な感じがします。
なぜなら「明けまして」という言葉には「新しい年がスタートしましたね」という意味が入っているので、12月に言うとまだ新しい年が始まっていないのに…と思われてしまいます。
ですから、まだ新年になっていない時は「良いお年をお迎えください。」と言うようにしましょう!
ショートバージョンで「良いお年を!」というのもOKですよ!
それでは少し例を見てみましょう。
年末に友達と…
A:今年ももう終わりだね。
B:そうだね。良いお年を!
A:良いお年を!来年もよろしくね!
B:うん!
年末に上司と…
A:それでは、次お会いするのは来年ですね。
B:そうだね。今年も速かったねぇ…良いお年を!
A:Bさんも良いお年をお迎えください!
年末に上司や先輩にメールで…
A:本年も大変お世話になりありがとうございました。
来年も精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。
新年に友達と…
A:明けましておめでとう!
B:明けましておめでとう!今年もよろしくね!
A:うん!こちらこそよろしくね!
B:冬休みはどこか行った?
A:ううん、ずっと家でごろごろしてたよ~。
新年に上司と…
A:明けましておめでとうございます。
B:明けましておめでとう!お正月休みはゆっくりできた?
A:はい、久しぶりに家族とゆっくり過ごせました。
B:そうか、良かったね。今年もよろしくね。
A:こちらこそ本年もよろしくお願いいたします。
新年にビジネスメールで…
A:新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さあ、皆さんもこれで新年のあいさつができますね!
是非、色々な人に使ってみてください。
※その日一年の中で親戚や家族が亡くなった人は、「喪中(もちゅう)」というものがあり、次の年のお正月には「明けましておめでとうございます」と言ってはいけないという決まりがあります。
ですので、身近に亡くなった方がいる人には「明けましておめでとう」は言わないようにしましょう。
2、年末年始は何をするか話してみよう!
さて、ここからは年末年始によく使う言葉を勉強しましょう!
・忘年会(ぼうねんかい)
一年の最後にするパーティー、飲み会のことです。
主に会社のメンバーや友達と集まってその一年の振り返りをしたり、来年の目標について話し合ったりします。
皆さんも忘年会に参加しましたか。
・大掃除(おおそうじ)
一年の終わりに、家の中を掃除することを大掃除と言います。
一年間お世話になった、自分の部屋やオフィスなどに感謝の気持ちを込めて、全部きれいにしましょう。
そして、すっきりした気持ちで新しい年を始めましょう!
・大晦日(おおみそか)
12月31日のことを「大晦日」と言います。
一般的に大晦日には、自分の実家に帰ったり、親戚の家に行ったりして静かに過ごすことが多いです。
さあ、大晦日の夜はやることが多いですよ!何をするか見てみましょう!
・紅白歌合戦(こうはくうたがっせん)
NHKの歌の番組で、毎年大晦日の夜に放送しています。
男性の歌手と女性の歌手が白と赤(紅色)のグループに分かれて、歌を歌います。
その後、どちらのグループの歌が良かったか、みんなが決めます。
ですから、「歌合戦」(合戦=バトル)なんですね!
ここ数年は、出場する歌手や披露する曲の選択でネットでは色々と議論されていますが、やはり大晦日に見る番組といえば「紅白歌合戦」をイメージする方が多いのではないでしょうか。
・年越しそば(としこしそば)
大晦日の夜に食べるものは、「そば」です!
そばは長いので、「長生きしますように」という願いが込められているとか。
また、そばは細く切れやすいことから、「悪いことが切れる」という意味もあり、そばの実に含まれる成分で毒を体から出すという効果も期待されています。
ビタミンも多く含まれているのでそばは体にいい食べ物なんですね。
長い食べ物と聞くとスパゲッティやうどんでもいいような気がしますが、このようなそばのいい点を見てみるとやはり年越しはそばを食べたほうがよさそうですね。
・除夜の鐘(じょやのかね)
大晦日の夜から、1月1日深夜0時にかけてお寺でボーンボーンと鐘が108回なります。
これは人間の108の煩悩(あれがしたい!これが欲しい!などの余計な気持ち)を取り除くためだと言われています。
こうした煩悩から解放され、新しい一年を悩みや苦労なく過ごすためなんですね。
皆さんも、大晦日の夜、じっと耳をすましてみてください。
鐘の音が聞こえるかもしれませんよ。
・元旦(がんたん)・元日(がんじつ)
1月1日の朝のことを「元旦」、1月1日のことを「元日」と言います。
元旦は、テレビではバラエティ番組がたくさんやっています。
皆さんも一年の始まりを笑いからスタートさせてみませんか。
・お年玉(おとしだま)
お正月に年上の人から、年下の人に渡すお金のことを「お年玉」と言います。
基本的には子供しかもらえません。
何歳までお年玉をもらうかはその家族、親戚によって違いますが、高校生まで、大学生までといった家庭が多いようです。
最近は、社会人になった方から自分の両親へ感謝の気持ちとしてお年玉を渡す方も少しずつ増えてきているとか。
また、お年玉という言葉はお正月限定ですので、お正月でないときに年上から年下にお金を渡すときは「お小遣い(おこづかい)」という言葉を使ってみるといいでしょう。
・初詣(はつもうで)
お正月に神社やお寺に行くことを初詣と言います。
大晦日の夜から並んでいる人もいますね。
初詣では、前の年のお礼や今年も一年良い年になりますようにとお願いしたりします。
皆さんも初詣に行かれますか?
・年賀状(ねんがじょう)
新年に今年もよろしくお願いしますという気持ちで送るカードのことを言います。
郵便で送るのが一般的ですので、もし年賀状を送ってみたいというかたは12月中旬くらいに準備してポストに入れておきましょう。
元日に相手のポストに届いているのが理想ですので、早めのご準備を!
注意するべき点は、年賀状は専用のカードがあるということです。
普通に売っているお正月と関係がないポストカードや、コンビニで買ったはがきなどには「年賀」のマークが入っていません。
「年賀」のマークが入っていないと、普通の郵便として届いてしまいますので、気をつけましょう!
ただ、郵便局で年賀状用の切手をもらうこともできますので、分からない方はお近くの郵便局で相談してみてください。
「年賀」のマークが入っていれば、12月中旬にポストに入れても、1月1日までは相手に届きませんのでご安心を。
いかがでしたか。
本日は、年末年始のあいさつとお正月に関係のある言葉をご紹介しました。
皆さんも是非、この年末年始に今日学習したことばを使ってみてください。
それでは、今日はここまで!
また次回のブログでお会いしましょう!