日本語でお店に行きましょう / お買い物の日本語 Lv.Start

日本語でお店に行きましょう

ショッピングやレストランでのお食事など、10のシーンをピックアップして<お買い物の日本語>を勉強します

 

「会話が上手になりたい」

これは外国語を勉強する時に一番のモチベーションになる目標ではないでしょうか。

そして、同時に一番に難しくて奥が深いものでもあります。

■どんな言葉で話しかけたら良いのでしょうか。

■店員さんの速くてリアルな日本語、つまりはナチュラルな話し言葉をどうやって聞いたら良いのでしょうか。

■どのようなフレーズで応答することが正しい振る舞いなのでしょうか。

コンビニでお買い物一つするのにも「格好の良いお客さん」でいることは苦労を要するものです。

考えてみれば、ただ何かを買ったりお店に入ったりする時に格好良い必要も無いと言えばないのですが、せっかく日本語を勉強するならネイティブのような態度で、逆に周りのネイティブたちをあっと驚かせてみせましょう。

勉強して磨いた<美しい日本語>こそが、どこに行っても格好の良いお客さんになることの第一要素に違いありません。

本日は初級編、日常的な場面から代表的な10のシーンをピックアップして日本語の言葉と話し方を考えます。

もう日本語の勉強に慣れていらっしゃる方には復習としておさらいを、これから日本語の勉強を始める方は発音も含めて、場面別の話し方をしっかりと理解して実戦に臨みましょう。

☆ブログを読む際のアドバイスとして☆

●読みにくかったら、このページの英語版や中国語版など他の言語への翻訳版にして読んでみてくださいね。ページ右上のボタンで表示する言語を選択できますよ。

●キー・フレーズと会話例は全部、声に出して読んでみてくださいね。自分の声を気持ちよく響かせて話すことができたらOKです。

〈参考〉例に挙げたキー・フレーズと会話例の大切な箇所には[拍の数]と、発音ガイドを付記しました。

例:これをください[7]:ko re o ku da sa (↓)i

         ↑①    ↑②

①[拍]・・・日本語を発音するためのビート、ドラムを叩いたりキータイピングをするように一音ずつをはっきりと話しましょう。

:発音ガイド・・・日本語を話す時の音の種類を一音ずつアルファベットで表記しました。子音と母音の組み合わせが基本です。つまりひらがなの一つで表される音です。※難しい発音や前後の環境に左右される特殊な発音は、まず本日の練習では忘れてはっきりと気持ちよく<お買い物の日本語>を口に出しましょう。美しい日本語の実践はここから始まります。

●話している場所と状況、相手をよくイメージしましょう。つまりどのようなシーンであるのか、あなたの相手である店員さんはどのような表情と態度であなたに話しかけているでしょうか。上手に店員さんに話しかけられたでしょうか、あなたが言いたいことは正確に伝わったでしょうか、相手から投げかけられた言葉を丁寧に受け取って、正しい日本語で返答を送ることが出来ているでしょうか。スムーズな会話のキャッチボールをリズムよくイメージトレーニングしながら<お買い物の日本語>を連続的な言葉として話す練習をしましょう。聞いている人がきちんと聞くことができる日本語が「良い日本語」だと思います。いつも自分の口から紡がれる日本語に耳を澄ましましょう。きっと素敵な日本語が聞こえてくると思います。

●アクセントが発生する箇所のうち、<▼特に注意してほしい箇所>には部分的に(↓)のマークを挿入しました。日本語のアクセントとは二音階のうちに【高い音から低い音へ移行する音程の変化】です。つまり、アクセントはひらがなの上そのものにはありません。ひらがなとひらがなの間に見えない形で聞こえるものです。耳を意識して集中させましょう。(↓)を参考にして発話してみてくださいね。

 

 

①コンビニで買い物をしましょう

キー・ワード『これをください』[7]:ko re o ku da sa (↓) i

アクション → 商品をレジに持っていきましょう。

●「これをください」

店員さん「はい、885円です。袋はいりますか?」※いります=必要です

Pick Up!! 「袋はいりますか?」[9]:fu ku ro wa i ri ma su ka

→【YES】「はい、お願いします」[9]:ha(↓) i, o ne ga i shi ma su

→【NO】「いえ、大丈夫です」[9]:i e, da i jyo o bu de su ※大丈夫はこの場合「なしでOK」=いりません、の意味です。

スタッフ「お支払い方法は?」

Pick Up!!「お支払い方法」[9]:o shi ha ra i ho o ho o ※何で払うかです。お金(現金)、クレジットカード、PayPayなどのバーコード決済、色々ありますね。

→【現金】「現金でお願いします」[12]:ge N ki N de o ne ga i shi ma su

→【PayPay】「PayPayでお願いします」[12]:pe i pe i de o ne ga i shi ma su

→【◯◯】「◯◯でお願いします」※◯◯で支払いをするときのパターンです。

(会計が終わって)

↓↓

スタッフ「ありがとうございました」

●「どうも」[3]:do o mo ※この「どうも!」本当に便利なフレーズです。様々なシーンで軽い挨拶として使えるのですが、その反面オールマイティーなだけに、いつでもこの言葉で挨拶をすると’ラフな日本語’として聞こえてしまいます。できるだけ他の長い言葉で、場面に合った話し方を考えるように心がけましょう。

※もちろんコンビニでのお買い物のような場面には、レジで店員さんと軽い応答をするのに良いと思います。

 

 

②お菓子屋さん

キー・ワード『これを包んでください』[11]:ko re o tsu tsu N de ku da sa i

例:(ショー・ケース越しにスタッフに声をかけて)

●「すみません、アップル・パイを8個包んでください」[5, 18]:su mi ma se N, a p pu ru pa i o ha k ko tsu tsu N de ku da sa i

スタッフ「はい、ありがとうございます。ギフトですか?」

Pick Up!!「ギフトです」[5]:gi fu to de su ※誰かへのプレゼント

Pick Up!!「ラッピング」[5]:ra p pi N gu ※誰かに渡すプレゼントやお土産の場合には、綺麗な紙とリボンでラッピングしてもらいましょう。

Pick Up!!「(ご)自宅」[3]:(go) ji ta ku ※「自宅」=自分の家のことです。自分で(家族と一緒に) お家で食べる場合の言葉です。

【YES】「はい、ラッピングもお願いします」

【NO】「いえ、自宅で・・。」[6]:i e, ji ta ku de

スタッフ「かしこまりました」

※お菓子を買う時には消費期限を確認されるものです。商品によっては、かなり短いものもありますね。

Pick Up!!「お日持ち」[4]:o hi mo chi ※食べられる期間のことです。

スタッフ「こちらお日持ちが2週間となっておりまして、◯月✗日までにお召し上がりください」

●「はい」

→会計をする

以下には、色々なお菓子がセットになっているボックスを買う場面を考えましょう。

↓↓

Pick Up!!「詰め合わせ」[5]:tsu me a wa se ※セット販売です。色々な味が楽しめますね。

(ショーケース越しにスタッフに声をかける)「すみません」

スタッフ「はい、お決まりですか?」

●「はい、この2,200円の詰め合わせ(つめあわせ) を一つお願いします」

スタッフ「ありがとうございます」

《キー・ワード》「この(◯◯円の)詰め合わせを一つお願いします」[18]:ko no tsu me a wa se o hi to tsu o ne ga i shi ma su

<ワンポイント・アドバイス>

日本語で値段を発音する時には、数字の<最後の桁の言葉>を「円」と一緒に一息で発音するつもりで話すと綺麗に聞こえますよ。

例:2,200円 788円 1,980円 7,128円

※上のように数字部分を分割するイメージです。「円」はyenではなく[e N]です。

2,200円[3, 5]:ni se (↓) N, <ni hya ku e N> ← この< >をワンセットと思って単位である「円」まで一繋がりに発音するように心がけましょう。

△:2,200円[6, 2]:ni se N ni hya ku, e N ← このように数字部分と「円」を分けると不自然に聞こえます。

788円[8, 4]:na na (↓) hya ku ha chi jyu u, ha chi e N

1,980円[6. 6]:se N kyu u hya ku, ha chi jyu u e N

7,128円[9, 4]:na na se (↓) N hya ku ni jyu u, ha chi e N

 

お菓子の詰め合わせを買う場合には上の例のように「○○円の詰め合わせ」という言葉を使って、値段でどのボックスがほしいのかを伝えるのが最も一般的だと思いますが、他にもいくつか話し方を紹介します。

【セットの商品名】「『秋風』を一箱お願いします」

秋風[4]:a ki ka ze ← 季節感のあるお名前は可愛らしいですね。

【お菓子の内容】「このパイとマカロンの詰め合わせの一番大きいのををください」

↑このように、サイズでシンプルに伝えるのもOKです。

 

 

③花屋さん

キー・ワード『3,000円で花束をお願いしたいんですが』[23]:sa N ze N e N de ha na ta ba o o ne ga i shi ta i N de su ga

Pick Up!!「○○円で」+「花束(を)」[5]:ha na ta ba (o) ※花束(=ブーケ) を注文する言葉です。予算上限を伝えて注文しましょう。

(店内のスタッフに声をかけて)

●「すみません、3,000円で 花束をお願いしたいんですが」[5,7 16 ]:su mi ma se N, sa N ze N e N de  ha na ta ba o o ne ga i shi ta i N de su ga

スタッフ「ありがとうございます。どんな感じにしましょうか?」

Pick Up!!「どんな感じ」[6]:do N na ka N ji ※イメージを尋ねる言葉です。※「ぱっと明るい感じ」「ふわっとソフトなやつ」「どんと派手に」このように大まかでも結構です。

思い描く花束の色合いや形、全体のボリュームを伝えましょう!

注文例):

●「赤いバラをメインにして、いい感じに作ってもらえますか?」

「はい、かしこまりました」

※バラやユリ、ブーケのメインになる華やかなお花を選んで後はお任せでOKです。お花屋さんの店員さんならでは、プロのセンスで素敵な花束を作ってくれますよ。

上の注文例から言葉をPick Up!!

●「(花の名前、バラ・ユリなどを)メインにしてください」[10]:me i N ni shi te ku da sa i

●「いい感じに作ってもらえますか?」[6, 9]:i i ka N ji ni, tsu ku t te mo ra e ma su ka

↓プロのスタッフさんとお話しながら素敵なお花のプレゼントを作りましょう。

スタッフ「こんな感じでいかがですか?」

【YES】「はい、いいですね。ありがとう」

【NO】「うーん、もうちょっと・・・(←注文を加えましょう)」

例:「もうちょっとふわっと広がって、ボリュームのある感じにできますか?」[5, 9, 15]:mo o cho t to, fu wa t to hi ro ga t te, bo ryu u mu no a ru ka N ji ni de ki ma su ka

↓相談をしながらイメージ通り<いい感じ>の花束ができたら、仕上げです。

スタッフ「ラッピングは何色にしますか?」

●「ええと、何色がありますか?」

スタッフ「赤、青、オレンジ、黄色、紫、緑・・・。こちらが見本です」

●「う〜ん、悩むけど、じゃあ、、赤でお願いします」

スタッフ「かしこまりました」

⇒ スタッフ「リボンはどうしましょう」

●「見本がありますか?」←見本(=実際に使うラッピング紙やリボンのサンプル) が見たい、ということです。

スタッフ「(リボンのサンプルを並べて)はい、どれにしますか?」

「じゃあ、白にしてください」

Pick Up!! 「見本がありますか?」[9]:mi ho N ga a ri ma su ka

 

→会計をする

スタッフ「お待たせしました。2,860円になります。」

【現金】「これでお願いします」

【カード】「あの、カードは使えますか?」

Pick Up!!支払い方法を確認しましょう↓

「(カード、バーコード、などは)使えますか?」[6]:tsu ka e ma su ka

最後に花言葉について少しだけ紹介します。

お花はそれぞれ言葉を秘めたアイテムです。贈る相手へのメッセージを込めて花束をプレゼントしましょう。

バラ:愛と美

ユリ:純粋、無垢

カスミソウ:清らかな心、幸福

カトレア:優美な貴婦人、魅力

カーネーション:無垢で深い愛

桔梗:永遠の愛、清楚

コスモス:乙女の真心、愛情

チューリップ(赤):愛の告白

ナノハナ:快活、明るさ

ハイビスカス:新しい恋

ひまわり:愛慕、貴方だけを見つめる

💐💐

 

 

④薬屋さん

キー・ワード『目薬はどこにありますか?』[13]:me gu su ri wa do ko ni a ri ma su ka

(店内でスタッフを見つけて、)

●「あの、すみません。目薬はどこにありますか?」

スタッフ「目薬ですね!はい、こちらです」

Pick Up!! 店中に商品が並んでいますね。目当ての薬(商品)の場所をききましょう。↓※例えば「目薬」を買いたい時です。

「すみません、目薬はどこにありますか?」[5, 5, 8]:su mi ma se N, me gu su ri wa, do (↓) ko ni a ri ma su ka

※薬屋さんですと、どのお店でも一般的に売り場内を商品の陳列棚まで案内してくれますから親切ですね。他に買いたいものがある場合にも、スタッフさんに聞いてみましょう。

「あの、それとハンドソープもほしいのですが、どの辺りにあるでしょうか?」

スタッフ「はい、こちらですよ」

Pick Up!!<少し丁寧な言葉で>追加して案内をお願いしましょう。↓

「ハンドソープもほしいのですが、どの辺りにあるでしょうか?」[7, 7, 12]:ha N do so o pu mo, ho shi i no de su ga, do no a ta ri ni a ru de sho o ka

 

【⚠重要な場面を考える⚠】体の調子を伝えて相談する。

体の具合が悪いけれど病院に行けなかったり、もしくは病院の前にまず薬屋さんに来たという場合にはスタッフ(店員さん)に症状を伝えて良い薬を選んでもらいましょう。

ここでは、日本の春の風物詩となった「花粉症」を例に取ります。

●「あの、すみません。花粉で鼻水が止まらないのと、目が痒くて仕方ないんですが何か良い薬がありますか?」

Pick Up!! 体の状態や症状を伝えましょう。

「鼻水が止まらない」[5, 5]:ha na mi zu ga, to ma ra na i

「目が痒い」[5]:me ga ka yu (↓) i

<とても痒い場合には→>「目が痒くて仕方ない」[6, 5]:me ga ka yu ku te, shi ka ta na i

「ふらふらする」[6]:fu (↓) ra fu ra su ru

「熱っぽい」[5]:ne tsu p po i

Pick Up!! 薬を提案してもらいましょう。

「何か良い薬がありますか?」[3, 6, 5]:na ni ka, yo i ku su ri ga, a ri ma su ka

↓↓↓

スタッフ「それでしたらこれかこれですね」

(二つの箱を見せられている)

●「(ええと、)どう違うんですか?」[9]:do (↓) o chi ga u N de su ka

スタッフ「これは食後に一日2回飲むカプセルです。少し眠くなりやすいです。こっちは鼻に直接入れてスプレーするお薬です。眠くならない方が良いならスプレータイプのほうが良いかと思います。」

「あ、じゃあスプレーの方にしようかな」

 

※薬に関して気になることがあったら遠慮せずに聞きましょう。

⚠ステロイドなどの成分に関して

●「これはステロイドが入ってるタイプですね」

スタッフ「はい、大人の方で一日2回まで朝晩使ってください」

Pick Up!! 「(ステロイドが、)入ってるタイプですね」[11]:ha i t te ru ta i pu de su ne

⚠子どもが使える薬がほしい

●「子どもが飲めるもので熱に効くのはありますか?」

スタッフ「はい、何歳くらいのお子様でしょうか」

Pick Up!! 「子どもが飲めるもので」[10]:ko do mo ga no me ru mo no de

⚠薬の匂いが気になる

●「この殺虫剤、結構臭いますか?」

スタッフ「そうですね。効くんですが、煙を炊くのでちょっと強烈かもしれませんね。臭いがあまり無いものですと、こちらのほうですかね」

「結構臭いますか?」[10]:ke k ko o ni o i ma su ka

 

 

⑤クリーニング屋さん

キー・ワード『シャツを二枚とパンツを一本お願いします』[7, 8, 7]:sha tsu o ni (↓) ma i to, pa N tsu o i p po N, o ne ga i shi ma su

(受け付けのカウンターに服を持っていって)

●「これなんですが、シャツを二枚とパンツを一本お願いします」

スタッフ「はい、ありがとうございます」

【[+α]オプションを選びましょう】

スタッフ「汗抜きはどうしますか?」

Pick Up!! 「(オプションは)、どうしますか?」[6]:do (↓) o shi ma su ka

●「あ、はい。おいくらですか?」

スタッフ「それぞれ一点ずつ、150円のプラスです」

「うーんと、、」

Pick Up!! クリーニングのお品のカウントは「◯点」が一般的のようです。

「一点ずつ、150円のプラスです」[6, 8, 5]:i t te N zu tsu, hya ku go jyu (↓) u e N no, pu ra su de su

※他にもクリーニングには色々なオプションのコースがありますね。

汗抜き、染み抜き、ズボン折り目加工、撥水(はっすい)ガード、職人仕上げ、、、

<クリーニングのオプション例>

①汗抜き:汗の染みたお洋服をリフレッシュしてくれます

[4]:a se nu ki

②染み抜き:ワインやコーヒー等で色のついたお洋服を元に戻すケアです。但しどのような染みでも元通り、とはなかなかいかないようです。

[4]:shi mi nu ki

③ズボン(スカート)折り目加工:専門店で行うプレスで縦のラインをピシッと決めます。ズボンもパンツも気持ちのよいシルエットを維持しましょう。

[6]:o ri me ka ko o

④撥水ガード:お洋服が水をはじいて空気を通しますからいつも気持ちのよい着心地・履き心地になります。汚れやカビ防止の効果もありますよ。

[7]:ha s su i ga a do

⑤職人仕上げ:専門店ならでは!プロの職人が手作業でお洗濯をしてくれる高級クリーニングです。ブランド品をクリーニングに出す時には、必須のコースですね。

[7]:sho ku ni N shi a ge

 

↓会計へ

(持ち込んだお洋服を渡して、お洗濯のコースを決めて注文確定)

スタッフ「はい、それでは三点で仕上がりが3日後ですから◯月✗日の17時になります。」

Pick Up!! 「仕上がり」とはクリーニングの完了です。お洗濯が終わってきれいな状態に出来上がったお洋服がお店で受取待ちの状態になっています。※早めに受け取りに行くと良いことがあるかも!少額ながら割引券をもらえたりしますよ。

仕上がり[4]:shi a ga ri

●「はい、バーコード決済が使えますか?」

スタッフ「あ、すみません。うち、PayPayはやってないんですよ。現金かカードでお願いします」※「うち」はここでは「=当店」のことです。(少し柔らかでカジュアルな話し方ですね。)

●「じゃあ、カードでお願いします」

スタッフ「はい。ご不便をおかけします。」

↓会計終わって

スタッフ「お待たせしました。こちらがレシートで、、」

●「はい。」(受け取る)

スタッフ「こちらが受取証になります。お引き取りの際にお持ちください」

Pick Up!! 受取証[6]:u ke to ri sho o ← レシートと一緒にもらいましょう。預けた衣類を受け取るときに交換する明細ですね。

「お引き取りの際にお持ちください」[9, 7]:o hi ki to ri no sa i ni, o mo chi ku da sa i ← 選択したお洋服を取りに行くときにレジに持っていきましょう。

 

※クリーニング屋さんは初回の利用時にはメンバー登録が必要になることが一般的ですね。以下に初めてお店に入る場合の会話例を添えます。

●「あのう、初めてなんですが。シャツとパンツをお願いしたいのですが」[3, 9, 16]:a no o, ha ji (↓) me te na N de su ga, sha tsu to pa N tsu o o ne ga i shi ta i no de su ga

スタッフ「はい、ありがとうございます。ではこちらのシートに必要事項をご記入ください。」

Pick Up!! 「初めてなんですが」[9]:ha ji (↓) me te na N de su ga 

↑初めてのお店でお願いする時には、やっぱりこの言葉が一般的な挨拶でしょうか。

※登録用紙(申し込みシート)に必要事項を記入してメンバーカードをもらいましょう。また、分からない時にはどんどん質問して書くのを助けてもらいましょう。

■漢字の読み方が分からない。

「あの、これは何と読むんですか?」[2, 12]:a no , ko re wa na (↓) N to yo mu N de su ka

■意味が分からない。

「あのう、これは何ということですか?」[3, 13]:a no o, ko re wa na (↓) N to i u ko to de su ka

■書けない欄がある。

●「ええと、電話は使ってないんですが」

スタッフ「じゃあ、番号のところは空で大丈夫ですよ」

Pick Up!! 空[2]:ka ra ← 何も書かないでOK、枠内を空けたままの欄です。

※メンバーカードと利用規約を受け取って完了、クリーニング屋さんの場合は特にそうなのですがクーポンをもらえることが多いですね。ポストにディスカウントのハガキが届くケースもあります。

(割引券は会計の前に出しましょう)

●「あの、これ(割引券を見せて) があるんですが」

スタッフ「はい、10%の割引ですね。いつもありがとうございます」

Pick Up!! 「割引券があるんですが」[13]:wa ri bi ki ke N ga a ru N de su ga

 

 

⑥カフェ

キー・ワード『店内で(お願いします)』[12]:te N na i de ( o ne ga i shi ma su)

キー・ワード『持ち帰りでお願いします』[13]:mo chi ka e ri de o ne ga i shi ma su

スター・バックスやタリーズのようなカジュアルなカフェではレジでキャッシュオンが一般的です。まず、並びましょう。

スタッフ「お待たせしました。店内でお召し上がりですか?」

※店員さんのフレーズPick Up!! (お店でコーヒーを飲んだり食事をするかどうか、つまり店内の席を使うかどうか聞いています)↓

「店内でお召し上がりですか?」[14]:te N na i de o me shi a ga ri de su ka

↓返答は2パターンです。

【YES】「はい、店内でお願いします」[12]:te N na i de o ne ga i shi ma su

↑Tax 10%です

【NO/take out】「いえ、持ち帰りでお願いします」[13]:mo chi ka e ri de o ne ga i shi ma su

↑Tax8%です

 

スタッフ「はい、ご注文はお決まりですか?」

↓注文(オーダー)しましょう。

●「アイスコーヒーとアップルパイをお願いします」

スタッフ「お飲み物のサイズはいかがしますか?」

●「ええと、Mでお願いします」

スタッフ「アップルパイは温めてよろしいですか?」

●「はい、お願いします」

※店員さんのフレーズPick Up!!(パイやホットドッグなどは温めてもらって’熱々’を食べましょう!)

「温めてよろしいですか?」[12]:a ta ta me te yo ro shi i de su ka

↓会計をする

スタッフ「はい、それでは(そちらの)カウンターからお品物をお出ししますので、移動して少々お待ち下さい。」

オーダーレシートを持って出来上がりを待ちましょう!

 

 

⑦レストラン

※まず席に案内してもらいましょう。

スタッフ「いらっしゃいませ。何名様ですか?」

●「3人です」

スタッフ「では、こちらのテーブルでお願いします」

※店員さんのフレーズPick Up!!(人数の確認です)

「何名様ですか?」[9]:na N me i sa ma de su ka

→こちらからの返事は普通の人数のカウントでOKです。「◯人です」

●1人[3]:hi to (↓) ri、2人[3]:fu ta ri、3人[4]:sa N ni (↓) N、4人[3]:yo ni (↓) N、・・・

■座敷[3]:za shi ki・・・畳のお部屋、靴を脱いで上がる席です。

 

お会計は基本的に食後でしょうか。

キー・ワード『お会計』[5]:o ka i ke e

「すみません、お会計をお願いします」[5, 13]:su mi ma se N, o ka i ke e o o ne ga i shi ma su

■お会計・・・金額を計算して支払をすること。少し古めの言い方でお勘定とも、カタカナの言葉でチェックとも言いますね。

「お勘定」[5]:o ka N jyo o

「チェック」[3]:che k ku

 

Ⅰ、テーブル・チェックの場合

→スタッフ「はい、すぐに(お会計を)お持ちしますね!」

Ⅱ、レジでお支払いする場合

→スタッフ「恐れ入ります。お会計はあちらのレジでお願いいたします。」

 

正式なレシートは領収書(りょうしゅうしょ)という単語を使いましょう。

●「あの、領収書をいただけますか?」[13]:ryo o shu u sho o i ta da ke ma su ka

スタッフ「はい、かしこまりました。お宛名を頂戴できますか」

※店員さんのフレーズPick Up!!(領収書に名前を書いてもらいましょう)↓

スタッフ「お宛名をちょうだいできますか?」[14]:o a te na o cho o da i de ki ma su ka

「はい、◯◯(←会社名など)です」※(「◯◯」が宛名です。領収書に記載する支払者の名前ですね。)

スタッフ「お食事代でよろしかったでしょうか?」←※領収書には支払いの内容が必要です。

【YES】「はい、お願いします。」

【NO】「あ、いいえ。◯◯として、でお願いします」

※接待費、交際費、打ち合わせ代、など適切な但し書き(支払名目) を書いてもらいましょう。

例:「お食事代として」[9]:o sho ku ji da i to shi te

※金額、宛名、但し書きなど全て店員さんにお願いして書いてもらいましましょう。基本的に「上様」名義や空の領収書はNGです。

(帰り際に)

スタッフ「またお待ちしております。」↓和やかに応えられたらベストだと思います。

「はい、また来ます。ごちそうさまでした。」[2, 5, 9]:ha i, ma ta ki ma su, go chi so o sa ma de shi ta

 

 

⑧バー

キー・ワード『オススメでお願いします』[12]:o su su me de o ne ga i shi ma su

TPOにもよりますが、お酒の種類が多いと何を飲もうか迷ってしまいますね。そんな時はプロのアテンダンス、バーテンさん(=バー・テンダー)にお任せしましょう。

「何か一杯、オススメでお願いします」[7, 12]:na (↓) ni ka i p pa i, o su su me de o ne ga i shi ma su

バー・テンダー「かしこまりました。」

※好みをしっかりと伝えると良いですね。

果物や、果物のリキュールを使ったお酒が飲みたい!

→●「フルーティーなのを一杯お願いします」[8, 11]:fu ru u ti i na no o, i p pa i o ne ga i shi ma su

甘いのは苦手、ドライなカクテルが飲みたい!

→●「あまり甘くないのでお願いします」[10]:a ma ri a ma ku na i no de・・・

ウイスキーに挑戦する!

→●「ウイスキーが良いんですが、オススメはありますか?」[12]:u i su ki i ga i i N de su ga・・・

アルコールに強くないがウイスキーを楽しみたい!

→●「何かウイスキーベースの飲みやすいものをください」[3, 9, 12]:na ni ka, u i su ki i be e su no, no mi ya su i mo no o ku da sa i

※ちなみに「ハイボール」というのは<ウイスキー+ソーダ>のカクテルのことです。

上の例のようにバーでは遠慮なく自分の好みを喋ってみましょう。ストレートに思ったことを口に出してみればきっと話に花が咲きますよ。バー・テンダーさんはプロの会話のアテンダントでもあります。

さて、お気に入りの一杯が見つかったらお替りをしましょう。同じものを注文する時はこう言います。

●「(すみません、) もう一杯同じものをお願いします!」[6, 6, 7]:mo o i p pa i, o na ji mo no o, o ne ga i shi ma su

【口さびしい時には↓】

お酒のおつまみも、バーテンさんに相談すればOKです。

●「何か、いい感じのおつまみを(少し)お願いします」[11, 7]:i i ka N ji no o tsu ma mi o, o ne ga i shi ma su

※「いい感じ」とは、今食べているものに合うものという意味です。バーテンさんのおすすめで見繕ってもらいましょう。

ジャーキーやチョコレート、MIXナッツなど一般的なラインナップですが、お店によってすごくバリエーション豊かです。食べ物でファンになれるお店もたくさんありますよ!

仕事終わりの社交場であるバーは日本語を鍛える場でもあるに違いありません。

 

 

⑨駅で精算する

キー・ワード『新宿駅からこれで乗ったんですが』[18]:shi N jyu ku e ki ka ra ko re de no t ta N de su ga

電車を降りる時に、改札で支払が必要な時があります。←※「精算」[4]:se i sa N

フリーパスで乗ってから区間外の路線に乗り換えた時や切符をなくしてしまった時などですね。手持ちのカードやアプリで駅から出られない時は窓口で事情を話しましょう。

※フリーパスがある時は駅員さんに見せましょう。

●「あの、これで◯◯駅から乗ったんですが」[3, ・・・, 7]:ko re de, (駅の名前+から), no t ta N de su ga

スタッフ「はい、◯◯駅からですね。では精算しますので、・・円お願いします」

※切符を失くしてしまった時は相談しましょう。

●「あの、◯◯駅から乗ったんですが、切符を失くしてしまって・・・」

→「切符を失くしてしまって」[12]:ki p pu o na ku shi te shi ma t te

【会話例】

(窓口に誰もいない場合には、きっとインターホンがあります。押しましょう)

boo-, boo-,・・(駅員さん)「はい、どうしました?」

(不足分のお金を払いたい→)●「あの、精算したいんですが」[11]:se i sa N shi ta i N de su ga 

駅員さん「精算ですね。すぐに行きますので少しお待ちくださいね」

※大抵3分以内、時間帯や利用駅にもよりますが私が一番長く待ったのは5分です。

<窓口で会話>

駅員さん「お待たせしました。精算ですね。どちらからですか?」

●「はい、これで◯◯駅から乗ったんですが」

※これ=切符やICカード、スマートフォンなどチケットとして使ったもの

駅員さん「あ、はい。では・・・円になります」

●「(現金を出して)これでお願いします」

駅員さん「はい、・・(精算作業をして)ではこちらがお釣りです・」

●「ありがとうございます」

おつりを受け取って、開けてくれた改札から出ましょう。

※ICカードやスマホアプリで支払う場合には指示に従って備え付けのカードリーダーの上にカード(/デバイス)を置きましょう。

旅行は外国生活の醍醐味ですね!

たくさんの町を訪れて、四季折々旅の風景を楽しみましょう。

ルートが記憶の中でつながって、大きな地図が描けるようになったら、すっかり「日本通」の証です。

 

 

⑩タクシー

キー・ワード『新宿までお願いします』[13]:shi N jyu ku ma (↓) de o ne ga i shi ma su

(目的地や、目的地に近くて分かり易い場所を伝えましょう)

Pick Up!!「◯◯まで、お願いします」[2, 7]:ma de, o ne ga i shi ma su

話し方の例:

●「新宿駅の東口までお願いします」[14, 7]:shi N jyu ku e ki no hi ga shi gu chi ma de, o ne ga i shi ma su

●「新宿の京王プラザホテルのあたりまでお願いします」

↑大体の場所を伝える言葉です。「◯◯の、あたりまで」

⇒・・「京王プラザホテルの、あたりまで」[11, 5]:ke i o o pu ra za ho te ru no, a ta ri ma de

 

目的地(ゴール)までの道順を聞かれた場合は希望のルートを答えましょう。

※運転手さんのフレーズPick Up!! 

ドライバー「道(ルート)は、どうしますか」[3, 6]:mi chi wa, do o shi ma su ka

例えば渋谷から京王プラザホテルでしたら、、、

→●「明治通りで原宿を抜けてまっすぐ、代々木の駅前を通ってください」[19, 17]:me i ji do o ri de ha ra jyu ku o nu ke te ma s su gu, yo yo gi no e ki ma e o to o t te ku da sa i

ルートの詳細が分からなければドライバーさんに’お任せ’で問題ありません。

●「お任せします。一番早いのでお願いします」[7, 16]:o ma ka se shi ma su, i chi ba N ha ya i no de o ne ga i shi ma su

※目的地近くに来たら詳しい案内をしましょう。

【↰↱turn】曲がってください[8]:ma ga t te ku da sa i

【cross】渡ってください[8]:wa ta t te ku da sa i

【→🚕⇒go straight】まっすぐ行ってください[11]:ma s su gu i t te ku da sa i

【stop】止めてください[7]:to me te ku da sa i

🔈️上に例示した道案内の言葉を使って、運転手(ドライバー)さんに話してみましょう!

●「そこの角を、曲がってください」[6, 8]:so ko no ka do o, ma ga t te ku da sa i

●「踏切を、渡ってください」[5, 8]:fu mi ki ri o, wa ta t te ku da sa i

●「もう少し、まっすぐ行ってください」[5, 11]:mo o su ko (↓) shi, ma s su gu i t te ku da sa i

●「あの信号の辺りで、止めてください」[11, 7]:a no shi N go o no a ta ri de, to me te ku da sa i

<会計へ>

ドライバーさんがメーターを止めてお支払いになります。

現金やクレジットカードの決済に加えて、最近はバーコード決済など色々な支払い方法が使える車がほとんどですね。

タクシーを降りる時には忘れ物をしがちです。領収書を受け取ったら、ドアを閉めてしまう前に手荷物やポケットの小物などしっかり確認しましょう。

※運転手さんのフレーズPick Up!!

→「お忘れ物はございませんか?」[14]:o wa su re mo no wa go za i ma se N ka

「ありがとうございました!お忘れ物にはお気をつけて」

 

 

これで本日の勉強は終わりです。

今日は「日本語でお店に行きましょう / お買い物の日本語」として、ショッピングをしたり一般的なサービスをお金を払って利用するときの言葉をいくつかPick Upして見てみました。

皆様の日本での生活のスタートアップに、また身近なシーンでの日本語の話し方の復習にお役立ていただければ嬉しい限りです。

まず、単語をたくさん覚えましょう。

そして、日常的な「フレーズ」もどんどん覚えてしまいましょう。

周囲の生活の音に耳を澄ましてみてください。きっとたくさんの便利な日本語のフレーズが溢れているはずです。

勉強した言葉は音声ガイドを参考に繰り返し口に出して、自分の日本語にしてください。

外国語の勉強は全て覚えることから始まります。

はじめは少し大変に感じるかもしれませんが、覚えた日本語で少しずつ実戦の会話をこなす内に外国語としての技能が磨かれていくものです。

うまくコミュニケーションが取れずに困ってしまうこともあるでしょう。

そんな時には表情を使って、ジェスチャー混じりで会話を進めれば問題ありません。なにしろ日本語は「高文脈(ハイコンテクスト)」の言語文化です。一生懸命、正直にお話をすればそれだけで実はほとんどの場面は無事に済んでしまいます。周囲の日本語ネイティブたちは、何を言わずともあなたの伝えたいことをしっかりと分かっているはずですから。

誰かと話してみる時は失敗を避けないで、むしろ失敗から生まれる笑いや予想外のコミュニケーションを楽しんで今日も日本語の勉強を頑張りましょう。

私たち日本語ラーニングサポートは、海外からお越しの皆様のキャリアアップを全力で応援いたします。