アラジンと魔法のランプpart1を読んでみましょう!/日本語ラーニングサポートLLC

2024/10/13 ブログ

アラジンと魔法のランプというお話をご存じですか。

とても有名なお話なので皆さんも一度は聞いたことがあるかと思います!

今日は日本語で「アラジンと魔法のランプ」を読んでみましょう。

JLPT合格のためのトレーニングや発音矯正にも是非この日本語読み物をご活用ください!

 

 

「アラジンと魔法のランプ」

昔々、アラジンという男の人がいました。

アラジンはお母さんと一緒に暮らしていましたが、お金がないので毎日、お店のものを盗んだりして、お母さんにご飯を食べさせていました。

でも、アラジンは心の優しい人だったので、病気の人やお金のない子供たちを見るといつも自分の食べ物を分けてあげていました。

 

そんなある日、アラジンの前に一人のおじいさんがやってきました。

おじいさん:「ちょっと仕事を頼みたいんじゃ。引き受けてくれないか?」

アラジン :「仕事って何だ?」

おじいさん:「簡単な仕事だよ。洞窟(どうくつ)の中からランプを一つ取ってくるだけだ。」

アラジン :「それなら、あんた自分で行けばいいじゃないか。」

おじいさん:「ははは。私は、足が悪くてね。洞窟の中を歩けないんじゃよ。もし、ランプを取ってきてくれたら、なんでも欲しいものをやるぞ。」

アラジン :「ほ、本当か!?」

 

アラジンは、欲しいものがたくさんありました。

そこで、おじいさんの仕事を引き受けることにしました。

その日の夜、アラジンはおじいさんのあとについて、大きな洞窟の前に来ました。

おじいさんが魔法の言葉を言うと、洞窟の入り口がゴゴゴゴゴ…と大きく開きました。

おじいさん:「さあ、この洞窟の一番奥にあるランプを取ってきてくれ。」

アラジン :「ああ、行ってくるよ。」

アラジンは、さっそく暗い洞窟の中に入っていきました。

その洞窟の中には、たくさんのアンティークのものが置いてありました。

アラジンは、ランプを探して歩き続けました。

やっとのことで、洞窟の一番奥に着くと、アラジンは一つの古いランプを見つけました。

アラジン :「これがあのおじいさんが欲しがっていたランプか?ずいぶん古いなあ。」

アラジンは、ランプをそっとポケットに入れると急いで出口まで走りました。

おじいさん:「おお、やっときたか。楽しみに待っていたぞ。さあ、そのランプをおくれ。」

アラジン :「これだな。はい、どうぞ。」

おじいさん:「そうそう。これだよ!」

おじいさんは、ランプを受け取ると何か魔法の言葉を言いました。

すると、ゴゴゴゴゴ…

洞窟の出口が急に閉まり始めました。

アラジン :「どういうことだ!」

おじいさん:「ははは。何でも欲しいものをあげるなんて嘘さ。お前にはこのランプを取ってきてもらっただけさ。ランプはもうもらったから、お前はもう用済みだ。」

アラジン :「おい!」

そう言っているうちに、洞窟の出口は全部閉まってしまい、アラジンは洞窟の中に閉じ込められてしまいました。

続く…

 

さて、アラジンはどうなってしまうのでしょうか。

続きはpart2をお楽しみに!

それでは、ここからは本文に出てきた文法を振り返って勉強してみましょう。

今日のお話では、

アラジン :「これがあのおじいさんが欲しがっていたランプか?ずいぶん古いなあ。」

アラジンはこう言っていましたね。

「欲しがる」はどんな意味でしょうか。

 

まずは、「欲しい」という言葉を復習してみましょう。

皆さんは、誕生日に何が欲しいですか?

アクセサリー?腕時計?パソコン?お金?

自分の欲しい物を言う時は、

Sample1 アクセサリーが欲しいです。

Sample2 パソコンが欲しいです。

Sample3 お金が欲しいです。

このように言います。

 

それでは、「欲しがる」はいつ使うのでしょうか?

結論から言うと、「欲しがる」は自分じゃない、他の人が主語の時に使います。

Sample1 赤ちゃんがミルクを欲しがって泣いているよ。

Sample2 先月子供の誕生日だったから、欲しがってたおもちゃを買ってあげたんだ。

Sample3 犬がおやつを欲しがってもあげすぎてはいけませんよ!太るからね。

「赤ちゃん」「子供」「犬」…このように「欲しがる」は話し手以外の人や動物が主語になるときに使います。

ですので、一般的に「私」が主語になるときには「欲しがる」は使えません。

× 私は、新しい服を欲しがります。

また、「私」以外の人に「欲しい」を使うのも不自然になります。

× 息子は、おもちゃが欲しいです。

このような場合は、「~と言っていました」「~そうです」などをつけると自然になります。

〇 息子は、おもちゃが欲しいと言っていました。

〇 息子は、おもちゃが欲しいそうです。

 

ちなみに、主語が「あなた」の場合は、少し複雑です。

例えば、質問の場合は、「ほしい」を使います。

Sample1 今一番欲しいものは何ですか。

Sample2 (大人が子供に)これ、欲しいの?

ただ、これは目上の人に使うと失礼になりますので注意してください。

また、質問ではない場合は、「欲しがる」を使うこともあります。

Sample1 これ、前に欲しがっていたネックレス!誕生日プレゼントだよ!

皆さんも是非、この文法を使って他の人の欲しいものついて話してみましょう!

それでは、今日はここまで!また次回のブログでお会いしましょう!