運ぶ、持っていく、持ち運ぶ は何が違うのでしょうか。単語の使い分けを学ぼう!

2024/01/18 ブログ

運ぶ、持っていく、持ち運ぶ は何が違うのでしょうか。

なんとなく意味は分かるけれど、実際どう使い分けたらいいのか分からない!という方には是非こちらのブログを最後まで読んでいただきたいです!

似ている単語の細かい意味の違いを例文をつけて解説いたします。

 

・今週末引っ越しするんだけど、冷蔵庫は一人じゃ持てないから、運ぶの手伝ってくれる?

・明日からの長野旅行、何を持っていったらいいかな?

・このパソコンは軽いから持ち運ぶのに便利だよ。

 

例文を見てみると、「運ぶ」は、大きいものやたくさんのものを移動させる、

「持っていく」は、「運ぶ」よりも小さなものや軽いものを移動させる、

「持ち運ぶ」は、それを持ってどこかへ行くという意味のようですね。

ネイティブはどのように使い分けているのでしょうか。

詳しくSampleと説明を見てみましょう。

 

【運ぶ】

Sample1 荷物は車で運ぶから大丈夫だよ。

Sample2 今、腰を痛めているので、このテーブル部屋の中まで運んでいただけますか。

Sample3 段ボール3箱、運び終わったら休憩していいよ。

Sample4 貨物列車で商品を運んでいます。

 

「運ぶ」は、大きいもの、重いもの、たくさんあるものをA地点からB地点に移動させるという意味です。

どのくらいの大きさ?どのくらいの量?と思った方もいるでしょう。

イメージしやすいように言うと、両手を使って持つくらい、もしくは一人では持てない大きさ、量です。

スタートの場所から、ゴールの場所へ届けるという感じですね。

 

【持っていく】

Sample1 お肉は海外に持っていけないよ。

Sample2 あ、会議室に資料を持っていかないと!

Sample3 学校には毎日ノートと鉛筆を持っていく。

Sample4 あちらのテーブルのお客さんにお水を持っていって。

 

「運ぶ」に比べて、小さいものに使うことが多いです。

大きいものにも使えますが、例えば「その机、あっちへ持っていって」というと、机を持っていくのはそんなに大変なことじゃないという印象になります。

 

★「持っていく」と「持ってくる」の違い

自分が今どこにいるのか、自分から離れるのか、遠くなるのかによって使い分けます。

・お肉は海外に持っていけない。

→今自分は日本にいるのです。今いるここ(日本)から、お肉を持って離れます。外国の方向へ行きます。これはできません。

・映画館には、自分で飲み物を持って来ちゃいけないんだよ。

→今自分は映画館にいます。飲み物を持って、今自分がいるここ(映画館)に近づくイメージです。友達がコンビニで買った飲み物を持って映画館に入りました。これはだめですね。

 

・(母が子に)明日は、遠足なんだから、お弁当忘れないで持っていきなさい。

→今、母と子どもは家にいるのです。今いるここ(家)から遠足に行くときにお弁当を忘れないでくださいという意味ですね。

・(先生が学生に)明日は、ちゃんと宿題を持ってきなさい。

→先生と学生は、今学校にいます。明日学生は、今いるここ(学校)で先生に宿題を見せます。学生が宿題を持って、今いるここに近づいてきます。先生は、明日は宿題を持って学校へ来て、私に見せてくださいと注意しています。

 

この場合は「持っていく」と「持ってくる」どちらを使いますか。

場面1 AさんとBさんは友達です。Aさんは、自分の家にいます。Bさんも自分の家にいます。二人は今、電話でAさんの家でするパーティについて話しています。

A:もしもし。Bさん?

B:もしもし。

A:明日のパーティのことなんだけど、料理はCさんと私で作るから、Bさんは飲み物を      くれる?

B:わかった!

 

場面2 AさんとBさんは友達です。二人は、また電話しています。水曜日にBさんは初めて沖縄に行きますが、Aさんは何回も沖縄に行ったことがあります。BさんはAさんに沖縄のことを質問します。

A:もしもし?

B:あ、もしもしAさん?あのね、今ちょっといい?

A:うん、いいよ。

B:今週の水曜日に沖縄へ行くんだけど、私初めてだから何が必要かわからなくて…

A:あー、沖縄旅行ね!海で泳ぐの?

B:うん、そのつもり!

A:じゃあ、水着は絶対だね。あと日焼け止めも      ほうがいいよ。

B:そっか。あとは?

A:あとは、サングラスとか、汗もかくと思うからタオルも多めにあったほうがいいかな。

B:わかった!ありがとう!

 

どうですか。

どちらが正しいか選べましたか…?

正解は…

場面1の答え「持ってきて」

場面2の答え「持っていった」

 

場面1の場合は、話し手Aさんの方に、聞き手Bさんが近づくという意味なので「くる」を使います。

場面2は、全然別の場所にBさんが行くのですが、やはりAさんとBさんがいるところから旅行へいく(遠くなる)ので、「いく」を使います。

 

 

【持ち運ぶ】

Sample1 あの机は、折りたためるので持ち運びに便利です。

Sample2 このタブレット画面が大きくて見やすいけど、重いから持ち運ぶのは無理だな。

Sample3 このぬいぐるみは、家に飾る用と、持ち運ぶ用で2つ買いました。

Sample4 田中さんは、バナナを持ち運ぶためのケースを買ったらしい。

 

「持ち運ぶ」はそれを持って外を歩く、どこかへ行く、出かけるという意味で、目的地(ゴール)がなくてもいいです。

ですから、軽いものや小さいものに使います。テーブルや冷蔵庫などの大きいものには使いません。

まさか、町の中で、ゴールがないのにいつもテーブルを持って歩いている人はいませんよね…?

でも、携帯電話やパソコンは、使わなくても持って歩く人がいるのではないでしょうか。

それを「持ち運ぶ」と言います。

 

 

いかがでしたか。

本日は、「運ぶ」「持っていく」「持ち運ぶ」の違いについてお話しました。

今後の会話の参考にしてみてください。

場合によっては、「運ぶ」「持っていく」どちらも使えることもありますので、その時の状況を見ながら使ってみてくださいね。

それではまた次回のブログでお会いしましょう。