天気、気候、天候、気象 の違いは何でしょうか。

2023/12/18 ブログ

天気、気候、天候、気象 の違いは何でしょうか。

似ている言葉なので、使い分けが難しいと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

また、これらの言葉の意味はわかっているけれど、文の中でどうやって使うのが自然なのかが分からないという方もいると思うので、本日は、例文も読みながら、単語の意味と使い方を見ていきましょう。

12月も後半に入り、だんだんと寒くなってきましたね。

暖かくして、風邪をひかないようにお過ごしくださいね。

 

 

【天気】

Sample1 今日の天気は晴れです。

Sample2 北海道の天気はどうですか。

Sample3 天気が悪いので、今日のサッカーは中止にしましょう。

Sample4 最近ずっと天気がいいですね。

 

「今日の天気は…」の後ろには、一般的に「晴れ」「雨」「曇り」「雪」など天気を表す名詞がつきます。

晴れのことを「天気がいい」、雨のことを「天気が悪い」と表現することもできます。

注意するポイントは、「今日の天気は、暑いです」とは言わないという点です。

「天気」には、気温の意味は含まれていないので、暑い、寒いなどの形容詞はつけることができません。

また、「天気」だけで「晴れ」という意味を表すこともできます。その場合は、「今日は、天気でよかったですね。」のように使います。

空に太陽が出ているのに、雨が降っていることを「お天気雨」と言ったりもします。

 

【気候】

Sample1 東南アジアの気候は、一年を通して湿度が高く、気温が高い。

Sample2 ロシアの気候には、どんな特徴がありますか。

Sample3 夏は気温が高く蒸し暑くて、冬は気温が低く乾燥しているというのが日本の気候の特徴です。

Sample4 この地域の気候は、農業に適していない。

 

「気候」は、その場所、地域で長い時間にわたって見られる天気、気温、風などの特徴のことです。ですから、「今日の気候」という言い方はありませんので注意しましょう。

また、「気候」は、「天気」と違って、気温や風などのことも含まれているので、上のSampleのように「湿度が高い」「気温が高い」「温暖」などの言葉と一緒に使うことができます。

 

【天候】

Sample1 ここ数日の悪天候により、運動会は中止になった。

Sample2 天候にも恵まれ、無事に第24回〇〇市マラソン大会を実施することができました。

Sample3 山登りに行くなら、天候は前もって調べておいた方がいいよ。

Sample4 この地域は、天候が変わりやすいから、注意して。

 

「天気」と「天候」は似ていますが、少し違います。

「天気」は、今日もしくはここ2~3日と短い時間に使います。天候は、一週間から数か月のもう少し長い期間の空の様子を表します。

そして、もっと長い期間を表すのが、「気候」ということです。

 

【気象】

Sample1 ここ数年の異常気象の影響は大きい。

Sample2 彼は、気象予報士になることを目指している。

Sample3 続いては、気象情報をお伝えします。

Sample4 気象庁は昨日、関東地方の梅雨明けを発表しました。

 

大気の中で起きる気温や気圧の変化、雨や風、台風、雪、雷などの現象全体を指します。

「気象」という言葉は、日常会話ではあまり出てきませんが、新聞やニュースなどでよく出てきます。

上のSampleのように他の言葉といっしょに使うことが多いです。

また、上のSample文は、言葉が難しいので、少し説明しますね。

「異常気象」というのは、普通ではない天気、気温のことです。例えば、暑すぎる、寒すぎる、雨が全然降らないなど…

今年の東京も12月なのに最高気温20℃の日がありましたね。

「気象予報士」というのは、天気を予想する仕事の人です。難しい試験に合格しないとなれません。

「気象情報」は、天気に関する情報という意味です。

「気象庁」は、行政機関(government agency)の中の一つで、天気や気温に関することを調べたり、発表したりします。

 

ここからは、おまけですが、「気温」という言葉の使い方も見てみましょう!

【気温】

Sample1 今日の気温は、12℃です。

Sample2 昨日、今年最低気温の-6℃が記録されました。

Sample3 日本の夏は気温が高いです。

Sample4 地球温暖化の影響で、気温が上昇しています。

 

「今日の気温は…」のあとには、具体的な数字を言いましょう。また、「気温が暑い/寒い」と言うと、不自然に聞こえるので注意が必要です。

形容詞を使う場合は、「気温が高い/低い」という言い方が正しいです。

Sample4のように「上昇する」という動詞をつけることもできます。これは、少しずつ気温が高くなっているという意味です。逆に、少しずつ低くなっている場合は、「低下する」を使います。

 

 

いかがでしたか。

本日は、天気、気候、天候、気象の違いについてご紹介しました。

このような似ている言葉でも、違った使い方があるんですね。

今回のブログの内容は、作文を書く時や、試験の時に是非お役立てください。

また、私たちのJLSブログでは、単語の使い分けや、文法解説、日本語読み物シリーズなど、日本語を学習している皆さまに楽しんでいただけるような記事をたくさんアップしていますので、よろしければ他の記事もご覧ください。

 

もうすぐクリスマスですね。

その後は、すぐお正月がやってきます。

皆さまは、今年一年を振り返って、どんな年でしたか。

頑張った、嬉しかったこともあれば、もう少しこうすればよかった…という後悔が残っている方もいるかもしれませんね。

来年は、皆さまにとってすてきな一年になるよう、そして皆さまがご自身の目標を達成できる一年になるように祈っております。