着る、履く、の違いは何でしょうか。ファッションに関係する動詞を勉強しましょう。

2023/12/03 ブログ

着る、履く 

の違いはなんでしょう。

 

皆さん、オシャレはお好きですか?

オシャレというのは、きれいな服を着るとか、流行している服を着るという意味です。

シャツ、コート、パンツ、マフラーなど冬の時期は、特にたくさんの物を身につけて出かけますね。

日本語でファッションアイテムと動詞のセットが正しく言えるようになればもっともっとオシャレが楽しくなりますよ。

それでは、今日も日本語の学習頑張りましょう!

 

 

【着る】

Sample1 シャツを着ます。

Sample2 コートを着て出かけます。

Sample3 結婚式で、白いウェディングドレスを着ます。

Sample4 早くパジャマを着ないと、風邪を引くよ。

 

お腹、腰から上のものには、「着る」を使うことが多いです。

シャツ、トレーナー、ジャケットなどですね。

また、ドレスやワンピース、コートなど上からしたまである長いものにも使います。

パジャマ、学校の制服など上と下がセットになっているものにも「着る」を使いましょう。

 

☆「着る」と「切る」は同じ発音ですか?

この二つは、ひらがなで書くとどちらも「きる」ですから、発音は同じです。

しかし、アクセントが違います。

「着る」は、低・高のアクセントで、「切る」は、高・低のアクセントです。

また、活用形も違うので気を付けましょう。

「着る」は、2グループ動詞ですから、「着ない」「着て」「着た」になります。

「切る」は、1グループ動詞ですから、「切らない」「切って」「切った」になります。

 

 

【履く】

Sample1 ズボンを履きます。

Sample2 寒いから、靴下を履いたほうがいいよ。

Sample3 今日はたくさん歩くから、スニーカーを履いていこう。

 

お腹、腰から下のものには、「履く」を使います。

下着のパンツにも、この動詞を使いますね。

また、「履物(はきもの)」という言葉がありますが、これはズボンやパンツではなく靴のことです。

日本の小学校や中学校では、「上履き」というものを見たことがあるでしょうか。

これは、学校の建物の中で履くスリッパのようなものです。

 

 

【つける】

Sample1 ネックレスをつける。

Sample2 ピアスをつけたまま、プールに入るのは危ないです。

Sample3 いい腕時計つけているね。

Sample4 この服少し大きいから、ベルトをつけようかな。

 

アクセサリーや、ベルトなど細かいファッションアイテムには、「つける」を使うことが多いです。

「つける」は、身体の上、下などは関係ありません。

カチューシャのように頭につけるものも、アンクレットのように足につけるものも、アクセサリー類でしたら「つける」を使います。

ネクタイには、「する」という動詞を使ってもいいですね。

 

 

【かける】

Sample1 メガネをかけないと、見えない。

Sample2 サングラスをかけて、運転する。

 

アクセサリーに見えるかもしれませんが、メガネは「かける」という特別な動詞を使います。

 

 

【かぶる】

Sample1 帽子をかぶります。

Sample2 フードをかぶります。

 

頭に大きな布をかけることを「かぶる」と言います。

帽子以外にも、「ブランケットをかぶって寝る」のように、使うことができます。

遊園地でよく見かけるキャラクターの帽子みたいなものや、コスプレするときのマスクは、「被り物」と言い、「被り物をかぶって、写真を撮る」と言いいます。

 

 

それでは、今日学習した言葉を使って練習問題にチャレンジしましょう!

答えはこのブログの一番下に書きますので、全部解いたら下を見てみてください。

 

練習問題 (   )に入る正しい動詞を書いてください。

①映画館で映画を見る時は、帽子を(     )ないでください。

②寒いから上着を(     )て、出かけます。

③田中さんが(     )いるスカート、かわいいよね。

④結婚式に招待してもらったけれど、何色のネクタイを(     )らいいか分からない。

⑤今年は、絶対にこの水着を(    )たい!

⑥え?今日、Tシャツ一枚しか(    )ていないの?寒くない?

⑦田中さんが、メガネを(    )ているところ初めて見ました!普段と雰囲気が違いますね。

⑧明日デートなんだけど、ブーツとスニーカーどっちを(    )て行けばいいかな?

⑨昨日の夜、フードを(    )た怪しい男を見ました。

⑩母にもらったネックレスをいつも(    )ています。

 

 

いかがでしたか。

本日は、洋服やファッション小物につける動詞の使い分けをご紹介しました。

これらを上手に使い分けて、今年の冬もオシャレを楽しみましょう。

今週も寒い日が続くと思いますので、温かくすることも忘れずに!

マフラーや手袋をつけてお出かけしましょう。

それでは、また次回のブログで!!

 

 

解答

①映画館で映画を見る時は、帽子を( かぶら )ないでください。

②寒いから上着を( き )て、出かけます。

③田中さんが( はい )ているスカート、かわいいよね。

④結婚式に招待してもらったけれど、何色のネクタイを( つけ/し )たらいいか分からない。

⑤今年は、絶対にこの水着を( き )たい!

⑥え?今日、Tシャツ一枚しか( き )ていないの?寒くない?

⑦田中さんが、メガネを( かけ )ているところ初めて見ました!普段と雰囲気が違いますね。

⑧明日デートなんだけど、ブーツとスニーカーどっちを( はい )て行けばいいかな?

⑨昨日の夜、フードを( かぶっ )た怪しい男を見ました。

⑩母にもらったネックレスをいつも( つけ )ています。