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今回のブログは助数詞について話したいと思います。

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●助数詞って何?

●うなぎを数えよう

●生きているか死んでいるかで変わる助数詞

 

前回「オオカミと7匹の子ヤギ」後編で、「匹」と「頭」の違いをお話しましたが、今回は、助数詞の魅力をもう少しお話したいなと思ったので、まとめてみました。

是非最後まで見てみてください。

 

「オオカミと7匹の子ヤギ」をまだ読んでいない方はこちら↓

前編 https://nihongojikan.jp/blog/20230810-4136/

後編 https://nihongojikan.jp/blog/20230814-4138/

 

●助数詞って何?

まずは簡単に助数詞とは何なのかをご説明します。

助数詞とは、ものの数を表すときに数字の後ろにつけるものです。

その数えるものが何なのか、性質や形状によってつける助数詞が変わります。

 

例えば…

えんぴつ、バナナ、傘などの細長いものには「本」をつけます。

Sample 傘を一本買いました。

 

りんご、コップ、消しゴムなどの小さいものには「個」をつけます。

Sample りんごを一個食べます。

 

パソコン、車、自転車など機械や乗り物には「台」ですね。

Sample 車が一台あります。

 

このように、物の大きさや形によっていろいろな助数詞がつけれるのですね。

でも、同じものなのに違う助数詞がつくものもあるのを知っていますか。

 

●うなぎを数えよう

皆さんは、うなぎをどうやって数えますか?

 

細長いので一本?

魚と同じで一匹?

どちらも正しいです。

 

しかし、串に刺さったうなぎの蒲焼ならどうでしょう。

一串、二串…と数えることもできますね。

また、うな重の上に乗っているうなぎの切り身を一匹と数える人はなかなかいないですよね。

切り身になれば、一切れ、二切れと数えるのが自然です。

このように、同じうなぎでも数える時にどんな状態なのか、どんな形なのかによって使われる助数詞が違います。

逆に言えば、助数詞を聞いただけでそのものがどんな状態なのかが分かるということです。

つまり、「うなぎを二串食べた。」と聞けば、ああ、串に刺さった蒲焼を食べたんだと分かりますし、「うなぎを一切れあげた。」と聞けば、うな重かひつまぶしを食べているときに、うなぎの切り身をあげたんだなと分かるわけです。

これが助数詞の魅力ではないでしょうか。

※ひつまぶし…名古屋で有名なうなぎ料理。ご飯の上にうなぎが乗っていて、ねぎやわさびなどの薬味といっしょに食べたり、お出汁をかけてお茶漬けにして食べるものです。

 

また、「トマト一個50円。」と「トマト一袋100円。」では明らかに一袋の方がお得な気がしますし、「箸を一本持ってきて。」と「箸を一膳(ぜん)持ってきて。」では、相手が持ってくる箸の本数が違うでしょう。

助数詞は、話し手のイメージを聞き手に詳細に伝えられる便利なものなんですね。

※一膳…お箸を数える時の助数詞。一セット(二本)のこと。

 

 

●生きているか死んでいるかで変わる助数詞

先ほどは、うなぎを例に出しましたが、今度は魚です。

魚は、一匹、二匹と数えますね。

では、スーパーに並んでいる魚はどうでしょう。

 

一尾(いちび)、二尾(にび)、三尾(さんび)といいます。

生きている状態のときは一匹と数え、食べられる状態のときは一尾と数えます。

これは、英語のピッグとポークの違いに似ていますね。

 

カニも同じです。

生きているときは、一匹ですが、食べるときは一杯(いっぱい)、二杯(にはい)、三杯(さんばい)と数えます。

 

次は、人の場合を考えてみましょう。

人を数えるとき、皆さんはどんな助数詞を使いますか。

そうです!一人(ひとり)、二人(ふたり)、三人(さんにん)ですね。

一名(いちめい)、二名(にめい)、三名(さんめい)も人を数える助数詞です。

 

 

では、亡くなった人は、どうでしょうか。

亡くなった人は、死体や遺体と言いますが、この場合は「人」では数えません。

一体(いったい)、二体(にたい)、三体(さんたい)と数えます。

 

正しい例文を見ていきましょう。

Sample1 人が一人います。

Sample2 死体が一体あります。

 

このようになるんですね。

ですから、死体が一人…と数えるとなんだか背中がぞくっとしませんか?

また、上の例文を見て気が付いた方もいるかもしれませんが、sample1には「います」という動詞が使われていて、sample2には「あります」が使われています。

この「います」と「あります」にも命があるか、ないかの使い分けがありましたね。

生きているもの(動くもの)には「います」を、命がないもの(動かないもの)には「あります」を使います。

この動詞の使い分けや、先ほどの助数詞の使い分けから見て、日本語は命があるかないかを気にする言語だということがわかります。とても面白いですね。

 

 

さて、今日は助数詞のお話をしました。

日本語にはたくさんの助数詞があり、日本人でも知らないものもたくさんあります。

全部は覚えられないと思いますが、日常でよく使うものから覚えていきましょう。

また、今回ご紹介したような使い分けが自然にできるようになれば、皆さんの日本語レベルもぐんとアップします!

上手に使いこなして、周りの日本人を驚かせましょう!

それでは、今日の勉強はここまで!

また次回のブログでお会いしましょう。