日本語で読み物を読みましょう!「オオカミと7匹の子ヤギ」後編をご紹介!動物の数え方の勉強もできますよ!

2023/08/14 ブログ

オンライン日本語読み物のコーナーへようこそ!

本日は、以前ご紹介した「オオカミと7匹の子ヤギ」の後編です。

前編のあらすじ→お母さんが買い物に行っている間、お留守番をしているように言われた7匹の子ヤギたち。誰かが来ても絶対にドアを開けないとお母さんと約束します。でも、オオカミがやってきて、子ヤギたちはドアを開けてしまいました。

さて、このあとどうなるのでしょうか。

前編をまだ見ていない方はこちら↓

「オオカミと7匹の子ヤギ」前編

https://nihongojikan.jp/blog/20230810-4136/

 

「オオカミと7匹の子ヤギ」後編

子供たち:「お母さんだー!お帰りなさい!」

ドアを開けてしまいました。

オオカミ:「ガオー!!!」

オオカミが家の中に入ってきてしまいました。

子供たち:「きゃーーーー!逃げろー!!」

子ヤギたちは、急いでベッドの下や、お風呂の中に入りましたが、オオカミに見つかってしまいました。

そして、オオカミは子ヤギたちをパクパクと食べてしまいました。

オオカミ:「一匹、二匹、三匹、四匹、五匹、六匹……あれ?一匹いないぞ。でも、もうお腹がいっぱいだからいいや。どこかでお昼寝でもしよう。」

オオカミは、どこかへ行ってしまいました。

 

家へ帰ってきたお母さんはびっくり!!

子供たちがいません!

お母さん:「みんな!どこにいるの!!」

その時、大きな時計の中にいた子ヤギが泣きながら出てきました。

子ヤギ :「オオカミが来て、みんな食べられちゃったんだ!」

お母さん:「まあ!!オオカミはどこへ行ったの?」

子ヤギはオオカミが行った方へお母さんを連れていきました。

 

オオカミは、お腹がいっぱいになったので、木の下で昼寝をしていました。

お母さん:「あ!あのオオカミね!」

すると、オオカミのお腹が少し動いているのが見えました。

子ヤギ :「お腹が動いた!まだみんな生きているかもしれない!」

お母さんは、大きなハサミを持ってくると、オオカミのお腹をチョキチョキ切りました。

オオカミは寝ていて、気が付きません。

すると、お腹の中から子ヤギたちが元気に出てきました。

お母さんは、オオカミのお腹に石をたくさん入れてしまいました。

お母さん:「よし、みんな、家へ帰りましょう。」

 

お昼寝から起きたオオカミは、のどが渇いていたので、池に水を飲みに来ました。

オオカミ:「いや~ずいぶんお腹が重いなぁ。」

そして、池の水を飲んだ時、オオカミはお腹が重すぎて、池の中に落ちてしまいました。

オオカミ:「うわぁ!助けて~!泳げないんだよ~!」

 

こうして悪いオオカミはいなくなり、お母さんと子ヤギたちはいつまでも平和に暮らしました。

 

 

いかがでしたか。

オオカミのお腹を切って、石を詰めてしまうとは、なんともパワフルなお母さんですね。

さて今日の日本語の学習は…

 

●日本語で数を数えよう

「一匹、二匹、三匹、四匹、五匹、六匹……あれ?一匹いないぞ。でも、もうお腹がいっぱいだからいいや。どこかでお昼寝でもしよう。」

 

お話の中でオオカミはこんなことを言っていましたね。

みなさんは、正しく読むことができましたか。

音を確認してみましょう。

 

一匹(いっぴき)

二匹(にひき)

三匹(さんびき)

四匹(よんひき)

五匹(ごひき)

六匹(ろっぴき)

七匹(ななひき)

八匹(はっぴき)

九匹(きゅうひき)

十匹(じゅっぴき)

読み方には「ひき」「びき」「ぴき」の三つがあるのがわかりますね。

なんで三つもあるんだ!?覚えるのが大変じゃないか!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことありません。

毎日、暇なときに一匹から十匹まで3回数えてみてください。

数日で覚えられますよ。

 

また、この「匹」の読み方は、「鉛筆が一本あります。」の「本」という数え方と同じ変化をします。

一本(いっぽん)

二本(にほん)

三本(さんぼん)

四本(よんほん)

五本(ごほん)

六本(ろっぽん)

七本(ななほん)

八本(はっぽん)

九本(きゅうほん)

十本(じゅっぽん)

 

「本」にも「ほん」「ぼん」「ぽん」の三つの読み方があり、「匹」と同じ変化をしていますね。

 

 

さて、これまで勉強した「匹」や「本」など数を数える時に使う言葉を助数詞といいます。

今日はもう少しレベルアップした助数詞を見ていきましょう。

皆さんは、猫や犬を数える時、どうやって数えますか?

 

 

そうです。一匹、二匹、三匹……ですね。

羊と同じです。

では、馬はどうですか?

 

 

馬は、一頭(いっとう)、二頭(にとう)、三頭(さんとう)と数えます。

猫や犬のような小さい動物は「匹」、馬や象、ライオンなど大きくて危ない動物には「頭」を使います。

では、どのくらいの大きさから「頭」になるのでしょうか。

一般的には人間より大きい動物には「頭」を使うことになっています。

オオカミはぎりぎり「匹」になるんですね。

 

 

いかがでしたか。

助数詞は最初は覚えるのが大変かもしれませんが、今回ご紹介した「匹」と「頭」の違いのように面白い使い分けがあり、勉強していくうちに魅力に気が付くと思います。

知識を増やして、美しい日本語を話せるようになりましょう!

それでは、今回はここまで。

また次回お会いしましょう!