日本語で読み物を読みましょう!「オオカミと7匹の子ヤギ」後編をご紹介!動物の数え方の勉強もできますよ!
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本日は、以前ご紹介した「オオカミと7匹の子ヤギ」の後編です。
前編のあらすじ→お母さんが買い物に行っている間、お留守番をしているように言われた7匹の子ヤギたち。誰かが来ても絶対にドアを開けないとお母さんと約束します。でも、オオカミがやってきて、子ヤギたちはドアを開けてしまいました。
さて、このあとどうなるのでしょうか。
前編をまだ見ていない方はこちら↓
「オオカミと7匹の子ヤギ」前編
https://nihongojikan.jp/blog/20230810-4136/
「オオカミと7匹の子ヤギ」後編
子供たち:「お母さんだー!お帰りなさい!」
ドアを開けてしまいました。
オオカミ:「ガオー!!!」
オオカミが家の中に入ってきてしまいました。
子供たち:「きゃーーーー!逃げろー!!」
子ヤギたちは、急いでベッドの下や、お風呂の中に入りましたが、オオカミに見つかってしまいました。
そして、オオカミは子ヤギたちをパクパクと食べてしまいました。
オオカミ:「一匹、二匹、三匹、四匹、五匹、六匹……あれ?一匹いないぞ。でも、もうお腹がいっぱいだからいいや。どこかでお昼寝でもしよう。」
オオカミは、どこかへ行ってしまいました。
家へ帰ってきたお母さんはびっくり!!
子供たちがいません!
お母さん:「みんな!どこにいるの!!」
その時、大きな時計の中にいた子ヤギが泣きながら出てきました。
子ヤギ :「オオカミが来て、みんな食べられちゃったんだ!」
お母さん:「まあ!!オオカミはどこへ行ったの?」
子ヤギはオオカミが行った方へお母さんを連れていきました。
オオカミは、お腹がいっぱいになったので、木の下で昼寝をしていました。
お母さん:「あ!あのオオカミね!」
すると、オオカミのお腹が少し動いているのが見えました。
子ヤギ :「お腹が動いた!まだみんな生きているかもしれない!」
お母さんは、大きなハサミを持ってくると、オオカミのお腹をチョキチョキ切りました。
オオカミは寝ていて、気が付きません。
すると、お腹の中から子ヤギたちが元気に出てきました。
お母さんは、オオカミのお腹に石をたくさん入れてしまいました。
お母さん:「よし、みんな、家へ帰りましょう。」
お昼寝から起きたオオカミは、のどが渇いていたので、池に水を飲みに来ました。
オオカミ:「いや~ずいぶんお腹が重いなぁ。」
そして、池の水を飲んだ時、オオカミはお腹が重すぎて、池の中に落ちてしまいました。
オオカミ:「うわぁ!助けて~!泳げないんだよ~!」
こうして悪いオオカミはいなくなり、お母さんと子ヤギたちはいつまでも平和に暮らしました。
いかがでしたか。
オオカミのお腹を切って、石を詰めてしまうとは、なんともパワフルなお母さんですね。
さて今日の日本語の学習は…
●日本語で数を数えよう
「一匹、二匹、三匹、四匹、五匹、六匹……あれ?一匹いないぞ。でも、もうお腹がいっぱいだからいいや。どこかでお昼寝でもしよう。」
お話の中でオオカミはこんなことを言っていましたね。
みなさんは、正しく読むことができましたか。
音を確認してみましょう。
一匹(いっぴき)
二匹(にひき)
三匹(さんびき)
四匹(よんひき)
五匹(ごひき)
六匹(ろっぴき)
七匹(ななひき)
八匹(はっぴき)
九匹(きゅうひき)
十匹(じゅっぴき)
読み方には「ひき」「びき」「ぴき」の三つがあるのがわかりますね。
なんで三つもあるんだ!?覚えるのが大変じゃないか!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことありません。
毎日、暇なときに一匹から十匹まで3回数えてみてください。
数日で覚えられますよ。
また、この「匹」の読み方は、「鉛筆が一本あります。」の「本」という数え方と同じ変化をします。
一本(いっぽん)
二本(にほん)
三本(さんぼん)
四本(よんほん)
五本(ごほん)
六本(ろっぽん)
七本(ななほん)
八本(はっぽん)
九本(きゅうほん)
十本(じゅっぽん)
「本」にも「ほん」「ぼん」「ぽん」の三つの読み方があり、「匹」と同じ変化をしていますね。
さて、これまで勉強した「匹」や「本」など数を数える時に使う言葉を助数詞といいます。
今日はもう少しレベルアップした助数詞を見ていきましょう。
皆さんは、猫や犬を数える時、どうやって数えますか?
そうです。一匹、二匹、三匹……ですね。
羊と同じです。
では、馬はどうですか?
馬は、一頭(いっとう)、二頭(にとう)、三頭(さんとう)と数えます。
猫や犬のような小さい動物は「匹」、馬や象、ライオンなど大きくて危ない動物には「頭」を使います。
では、どのくらいの大きさから「頭」になるのでしょうか。
一般的には人間より大きい動物には「頭」を使うことになっています。
オオカミはぎりぎり「匹」になるんですね。
いかがでしたか。
助数詞は最初は覚えるのが大変かもしれませんが、今回ご紹介した「匹」と「頭」の違いのように面白い使い分けがあり、勉強していくうちに魅力に気が付くと思います。
知識を増やして、美しい日本語を話せるようになりましょう!
それでは、今回はここまで。
また次回お会いしましょう!