日本語の会話と聴解力は語彙トレーニングで磨きましょう / 日本語ラーニングサポートLLC

日本語の会話と聴解試験に向けたスキルは語彙トレーニングで磨きましょう。

 

●会話が聞き取れない、話せない

●聴解試験に自信がない。。。

 

このようなお悩みをお持ちではありませんか?

 

ネイティブスピーカーの発音やスピードには、確かに驚かされるものがありますね。

どの言語を眺めてみても同じです。

ちょっと簡単に真似のできるものではなさそうです。

 

誰しもが「何を言っているのか分からなかった」という経験を、外国語に触れた思い出の中に一つ二つはお持ちのことだと思います。

分からないうちに段々と「聞くこと」「話すこと」が苦手な気がして、自然と会話することから遠ざかってしまうかもしれません。

勉強とは実際、なかなかに手強いものです。

 

では、ここで考えてみたいのですが、

「聞けない」ことの原因とは一体どのようなことなのでしょうか

 

■第一に基本的な音としての外国語の問題があります。

 

それぞれの言語が持っている基本的な音の種類とは、

たくさんある楽器の一つ一つの音楽的な構成要素としてのタイプ(つまり音としての響き、音を発生させる方法 ※弾くとか吹くとか、打つとかの違いです)

このように捉えて考えたいと思います。

そして、各々が異なった特徴を有しているので一様の耳のチューニングで外国語を聞こうとすると正確に把握できない音がかなり多く出てきてしまうのですね。

 

どの言語であっても、私たちの口から(※のどから、そしてお腹から)出てくる音ですが、

国や地域、そして文化の多様性と同時に(或いは同意義に)全く異なる種類の音が発声されています。

自分と違う人的グループのコミュニケーションには、言ってみればピアノの世界から太鼓の世界に引っ越すくらいの思いきりがなければ対応できないものなのです。

 

そして、こと日本語に関して言えば「音」のイメージは太鼓タイプに分類できるものです。

太鼓を一音ずつ打つように、またもう少し身近には、(メールやドキュメントを作成するときのように)PCのキーボードを打つことをイメージしてもらうことで、

大まかに全体像を理解しやすい発音のシステムであり、これらを正確に把握することで効果的な会話や聴解試験に向けたスキルアップのトレーニングに的確に取り組めるのではないかと思います。

 

■例を挙げますので、一緒に基本事項を確認しながら練習してみましょう。

「N1に合格したい」

えぬいちにごうかくしたい

「 」内の言葉を、意味や文法的なシステムを一先ずは考えないで下線部に示した単なる音の並びとして理解しましょう。

繰り返しますが、日本語はひらがなで音を表せるタイピングヒットのタイプの音システムを採用しています。

 

聞くとき、話すときには音の数を数えてみましょう。

「え」「ぬ」「い」「ち」「に」「ご」「う」「か」「く」「し」「た」「い」

12音です。

日本語の基本的な音(※ひらがなの音)、12コの並びでこの文が構成されます。

 

何と言えば最も適切な表現でしょうか。

例えば、昔のSF映画に出てくるような’ロボットの日本語’をイメージして

つまり不自然で非感情的な機械音声のテープによる再生のように、、、

そして、

口頭の練習で対象の文をひらがなの音一つずつを拾いながら順番にキーで打つように発音できればOKです。

 

以上、ここまでの基礎部分を踏まえた上で下に述べる重要ポイントが続きます。

息を長く吐いて、一続きの長い文を話せること、読めること

●文の中のまとまったひと塊(文節など)に高音低音のアクセントを付け加えること

※他にも現実的な会話力を達成するための勉強には多くの知識と技能を学ぶ必要がありますが、日本語を聞き取るための基本音声的な文の構築というところに着眼して最低限の「型」のための理解のポイントを取り上げます。丁寧に読んで把握すれば多くの日本語が「聞ける状態」になりますし「話せる」でしょう。この先の実践課題としての発音学習のポイントには本日の記事では触れません。

 

例文を、「え」「ぬ」「い」「ち」「に」「ご」「う」「か」「く」「し」「た」「い」のように一音ずつ整理して言うことが出来たら、

次はつなげて12音を読んでみましょう。

ここで言う ’つなげる’、とは早く発音することではありません。

発声と同時に口からもれる息を切らさずに、最初から最後まで一文を読むことです。

 

できるだけ静かに丁寧にネイティブの声を思い出して、

リズムよく一息で12音を読み切りましょう。

「・・・。」(「えぬいちにごうかくしたい」→ N1に合格したい。※このように日本語の文が声として現れます)

 

いかがでしたか? 美しい日本語の発声ができたでしょうか。

 

そして会話と聴解の難しさの第二の要因ですが、こちらはより深刻な問題です。

つまり、「音は聞けるのに意味が分からない」というケースです。

 

■単語を知らない

 

ズバリ!!日本語を聞き取ること(会話・聴解)の最も大きなトラブルです。

素晴らしい「日本語の耳」はトレーニングの量に比して確実に磨かれていきます。

しかし、勉強の成果としてついに音をコントロール下に置くことができても、言語知識が大きく不足していてはどうにもなりません

 

●日本語は特に単語が多い言語です。

日頃から語彙トレーニングに励みましょう。

 

会話力をアップさせることも、JLPT等の試験で聴解の課目をクリアすることに向けても同じです。

音が聞き分けられることはまず基本(①)、

その先に、聞いた音を知っていること(②)が必要事項です。

 

「ジェイアールノヤマノテセンノウチマワリッテシンジュクカラナニエキホウメンノデンシャダッケ?」

(じぇいあーるのやまのてせんのうちまわりってしんじゅくからなにえきほうめんのでんしゃだっけ?)

 

上の日本語を聞いたときに、聞いたとおりにリピートをすることは実はそんなに難しくないのではないかと思います。

少しばかり本格的な勉強をした方ならば容易に復唱ができるはずです。

 

重ねて言及しますが、問題は「単語」です。加えてもう一点述べればその接続部分を理解する「文型」把握と認識も必要です。

 

「JRの山手線の内回りって、新宿から何駅方面の電車だっけ?」

漢字を使って文を書くとかなり分かりやすくなりますね。

1,「JR」と「山手線」を知っていること

2,「内回り」という意味を知っていること

3,「・・・って」という文法的なアイテムを学んで知っていること

4,「新宿」という場所の単語を聞いたことがあって知っていること

5,何駅の〈なにえき〉という発音による単語が「駅の名前を質問していること」が分かることであり、つまり疑問の言葉の種類として意味を的確に知っていること

※つまり「何駅=なにえき/なんえき」、両者の違いを知っていることでもありますね。

●何駅(なんえき)/ 駅の数を意味する言葉

●何駅(なにえき)/ 何という名前の駅か考える言葉

6,「方面」という言葉を理解して知っていること

7,「電車」という基本語彙を、文末部分の位置に置かれている文環境下でも最後まで耳を澄ましてきちんと聞き取り、もちろん忘れずに知っていること

8,「・・・だっけ(?)」、という文法的な言葉遣いをやはり学んでいて用法を知っていること

 

以上の「知っている」ことが全て短い一文の聞き取り理解の為に求められるのです。

 

お天気、食べ物、旅行、試験、面接、プレゼンテーション、時事ニュース、社会問題、買い物、、、、、、

私たちの生活に言葉が溢れていますが、その材料はすなわち単語であり、JLPT他の試験ではレベルに併せて容赦なく出題されます。

 

日頃の生活から「メモリーする力」を特に頑張って、たくさんの単語を記憶しましょう。

語彙トレーニングをすることが、そのまま会話力と聴解力のスキルアップになります。

 

「日本語を頑張ってみようかな」

 

勉強することを決めたら、はじめの一週間は単語を一生懸命頑張ってみるだけでも良いと思います。

覚えれば覚えた分だけ、きっと日本語が聞ける・話せることに驚くと思います。

 

 

語彙を深めて文型を知る

ー 言語知識のトレーニングを集中して行いましょう!

 

単語をたくさん覚えることにはフラッシュカードのような一つずつ単独の知識として取り扱う方法にプラスして

特に、「文章を読む」ことを私は推奨しています。

 

日常会話のスキルアップのためにも、

JLPT他の試験の聴解科目の攻略のためにも、

学習段階に沿った文章をたくさん読んで、

 

■どの単語を知っていることが必要なのか(語彙のボリュームを知る)

 

■どのような文型を把握・理解することが必要なのか(文の合体や長さとしてのボリュームを確認する)

 

「単語」、「文型(とは、つまり意味を成す(単)語の並びと接続部や末尾他の完成される形)」

この両者ともにおいて、バランスの良い日本語知識をたくさん集めましょう。

 

会話・聴解力に必要なことは絶対的に言語知識です。

それも幅が広くて深いものほど良いです。

※多ジャンルであり、的確な理解を支えるボリュームを持っているの意

 

日本語の語・フレーズ・文を、教科書や参考書他の数多くある学習カリキュラムに溢れるほど豊かに提示されている「お手本」としての練習問題から「吸収」して知識の内の言葉の在庫をどんどん集めたいものです。

知識のストックが必ず自然な口頭コミュニケーションを実現させてくれます。

つまり文章を読んできた学習の分量が、目指すレベルの日本語スピーカーであることを達成させ、実戦的なスキルを形成・維持することの基礎的な体力部分(※すなわち語彙知識・文法知識)を育てることになるのです。

 

勉強を続ける中で、何か自分の座右の銘にもなるような「お気に入りのフレーズ」を見つけられたら、なおのこと素晴らしいですね。

暗記力は言語力に通じ、好きな言葉が多いことは会話の引き出しが多いということですから、、

 

私にとっては、やはり「月が綺麗ですね」でしょうか。

 

 

私たち日本語ラーニングサポートのブログには初級から上級者向けのものまで学習レベルに合わせて色々な読み物をご用意しています。

ぜひ皆様の良い勉強にお役立てください。

 

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本日のテーマ「会話力・聴解スキル」に続いては、実際に必要な言語知識を鍛えるためのトレーニングとして、サンプル文を追ってご用意します。

続編の「読んで覚えるためのコンテンツ」も併せてご覧いただければ嬉しい限りです。

 

皆様の勉強が素晴らしいキャリアアップに結びつきますように