日本語をオンラインレッスンで始めよう!目指せ、「愛される」日本語スピーカー/日本語ラーニングサポートLLC
日本語をオンラインレッスンで始めよう!
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本日の記事のテーマは、ずばり「愛される」受け身形です。
受け身とは例えば、、、
■今日も部長に残業を頼まれた。
■クラスメートに悪口を言われた。
などなど、フラストレーションとセットで使われるというイメージが強いのではないでしょうか。
一般的に「何かをされる」わけですから、↓
①誰かが私にヒドイことをした!
②ショック、悲しい、嫌な気持ちになった、もう嫌い!!・・・
このようなパターンが多くイメージされますね。
※受け身について、もう少し詳しくは以前のブログを御覧ください。
2023/5/6 blog 愛される!日本語スピーカーは受身形の視点で話しましょう
受身形に代表されるように、日本語の文を綺麗に使うポイントは文末にあります。
文末の述部(動詞などで構成)のデリケートな変化が多様なバリエーションを生むのですね。
つまり、スピーカー(話者)が
■どのように感じたのか
■どんな気持ちなのか
■どんなことを言いたいのか
スピーカー視点で文を作ってあげることなんです。
受け身とは、すなわち「外部から何かを受けること」です。
もらって嬉しいものっていっぱいありますよね。
愛情・・・恋人に愛されている。
仕事・・・プロジェクトを任される。
採用・・・メンバーに選ばれた。
このような文からは素直な「スピーカー」の嬉しさが、まるで溢れるように伝わってきます。
例1:毎朝毎晩、きちんとメッセージをくれる。私はとても愛されていると思う。
「共感力」です。人物(キャラクター)を想像しましょう。心の中を理解しようと努めましょう。
今、どこにいるのかな?
今、どんなことをしているのかな?
仕事は?趣味は?人間関係は?
たった一つの文に思いを巡らせて、日本語を考えてみましょう。
例2:先輩じゃなくて、僕が今回のプロジェクトを任されたんだ!
(やった!)
例3:今年やっとチームのメンバーに選ばれたんだ。
(嬉しい!)
このように受け身の文は
●ライブな感情を表します。
迷惑、不快=受け身では決してありませんので、使うべきタイミングには積極的に受け身の文を用いて日本語を作ってみましょうね。
基本的には自信を持って話せばOK、
気持ちが自然と伝わるハイコンテクストであること、これが日本語の極意の一つだと思います。
ところで、
スピーカーの意思を読み取ることも文脈によるもの、同じ受け身の動詞でもプラスのときとマイナスのときがあるものです。
例:呼ばれる
※西川四季さんの場合、OL23歳
■プラスの感情で、
⇒私、小さい時「ちいちゃん」って呼ばれてたんだ。ほら、四季って名前は’four seasons’ で一年、「=一歳(いちとせ)」は逆から読むと、ね。
■マイナスの感情で、
⇒今日も先輩に呼ばれちゃった。(残業かしら)
上のように人から声をかけられることにも嬉しいときとそうでないときがあるものです。
直接話し相手の顔が見えないときでも、どんな様子で日本語を話しているのか、いつも相手の姿を想像するように心がけましょう。
逆に自分が日本語を話す場合(←この場合には相手に意味を分かってもらうように努力して言葉を発信する)、
感情過多のオーバーアクションは不要ですが、話す言葉の一音、書く平仮名の一文字に嬉しいとか嫌だとか感情を常に乗せるように意識しましょう。
日本語は平仮名の単位で音をタイピングするような「息が響く」タイプの音声体系です。
※拍で表されるように、日本語の単語は音の数が数えられるでしょう?
重く強く気持ちが乗った言語はそれだけで相手の胸にずっしりと意思が届くものです。
本当に言語というコミュニケーションは不思議で面白いですね。
そして、気持ちの形が少しずつ、文末・語尾を代表する日本語の言語形態の変化になって表示されるのですから日頃から勉強に励んで、
できるだけ多くの文型と正確な活用、そしてフレーズを身につけておくことです。
記憶のどこかに仕舞っておけば、いざという感情が発生したケースには自然と文章の表面に「自然な日本語」が表出するものです。
受け身はどんどんと使いましょう。
はじめは失敗があっても良いと思います。繰り返しますが日本語は前後のコミュニケーションに意思疎通の任される割合が高い高文脈(ハイ・コンテクスト)文化のスキルです。
多少の誤りは聞き手であるあなたの相手が、自動的に修正して意図するところを受け取ってくれるでしょう。
ライブに感情を伝える受け身が上手に使えると良いですね。
2023年のこの夏も、
JLPTの合格やビジネスシーンでの成功を目標にペラペラの日本語上手を目指しましょう。
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