日本語をオンラインで学ぼう!JLPT対策はできていますか?初級文法の復習をしてみましょう!

2023/05/28 ブログ

日本語オンライン授業で会話力を鍛えよう!

日本語の学習が難しいと感じている方!この私たちJLSのブログを読んで楽しい日本語学習を始めてみませんか?

今日は、以前ご紹介した「かぐや姫」から初級文法の問題を作りましたので、是非挑戦してください!

また、まだ「かぐや姫」の話を読んでいない方は、先に全部読んでからこの問題を解くのがいいと思います!

「かぐや姫」のエピソードはこちら↓

https://nihongojikan.jp/blog/20230503-4093/

 


「かぐや姫」

(前略)

おじいさん:「ばあさんや!ばあさんや!」

おばあさん:「まあ、どうしたんです?」

おじいさん:「山で光る竹をみつけてなぁ。その中 (1) 女の子が出てきたんだ!」

おばあさん:「まあ!なんてかわいいんでしょう!」

子供がいなかったおじいさんとおばあさんは、その女の子に“かぐや姫”と名前をつけて、大切に育てました。

 

かぐや姫が来てから、不思議なことが起こる   (2)   

おじいさんが、山へ行くといつも金色に光る竹があるのです。

切ってみると、たくさんのお金が出てきました。

そのおかげで、おじいさんとおばあさんはお金持ちになり、かぐや姫においしいご飯を食べさせたり、きれいな着物を買ってやることができました。

かぐや姫はすぐに大きくなり、美しい娘になりました。

 

それから、かぐや姫の家には毎日のように、男たちが     (3)     

どの人も、お金持ちや身分の高い人です。

でも、       (4)       

おじいさん:「かぐや姫、たくさんの人がお前と結婚したいと言っているぞ。どうして結婚しないんだい?」

かぐや姫 :「私は、ずっとおじいさんとおばあさんと一緒にいたいんです。」

おじいさん:「そうか。私たちもお前とずっと一緒に暮らしたいぞ。」

 

でも、男たちもあきらめません。

毎日毎日かぐや姫のところへ来て、結婚してほしい (5) 言います。

かぐや姫 :「それでは、みなさんの一人ひとりにお願いをしましょう。私の欲しいものを持ってきてくれた方と結婚します。」

そして、かぐや姫は一人ひとりに欲しいものを言いました。

かぐや姫がお願いしたのは、金の実がなる木、焼いても燃えない毛皮、5色に光る龍の首飾り…など簡単に手に入るものではありません。

男たちは、最初は頼まれたものを一生懸命探しましたが、見つけることができず、にせものを作ってかぐや姫のところへ持っていきました。

 (6) 、かぐや姫にはすぐににせものだとわかってしまうのでした。

かぐや姫 :「あなたたち、これらは全部にせものですね。私の欲しいものを持ってこられなかったんですから、もちろん結婚はできません。」

 (後略)

 

問題1(1)(2)に入る言葉を選びましょう。

 

(1)①に ②で ③を ④から

 

(2)①ようでした ②ようになりました ③ようにしました ④ようにさせました

 

 

問題2 (3)(4)に入る言葉を選びましょう。

 

(3)男たちが、                       

①申し込みに

②かぐや姫に

③来ました

④結婚を

 

(4)でも、                       

①結婚しようと

②かぐや姫は

③誰とも

④しませんでした

 

 

 

問題3(5)(6)の言葉を並べ替えて文を完成させましょう。

 

(5)①が ②と ③を ④に

 

(6)①きっと ②だから ③そして ④しかし

 

 

 

解答

問題1(1)④から

起点を表す「から」です。

例1) 棚の上から本が落ちてきた。

例2) かばんから財布を出した。

 

(2)②ようになりました

「前は~ではなかったけれど、今は~です。」と言いたいときにこの「ようになる」を使います。

例1) 最近500m泳げるようになりました。

例2) 日本に来てから、料理をするようになりました。

 

 

 

 

問題2(3)②④①③ かぐや姫に結婚を申し込みに来ました。

「V(ます形)に行きます/来ます/帰ります」「Nに行きます/来ます/帰ります」で、その場所へ行く目的を表すことができますね。

例1) 京都へ金閣寺を見に行きます。

例2) 来年アメリカに留学に行くつもりです。

 

(4)②③①④ かぐや姫は誰とも結婚しようとしませんでした。

「V(意向形)としない」は、まったく~する様子がないという意味で使われます。

例1) 彼は、事故の原因を話そうとしない。

例2) あの人には何を言っても無駄だよ。私の話を聞こうとしないんだもん。

 

 

問題3(5)②と

「~は~と言いました」は、誰かが言ったことを表す文型ですね。意味は分かると思いますが、助詞はなんだったかな?と迷う人もいるのではないでしょうか。

例1) 日本人はご飯を食べる前に「いただきます」と言います。

例2) 彼は山田さんに「好きだ!」と言ったそうです。

 

 

(6)④しかし

「しかし」は前の文と後ろの文が逆だということを表す接続詞です。

日常会話ではほとんど出てきませんが、スピーチをするときや、レポートなどの文章を書く時に使うことができます。

例1) 将来は自分で会社を作りたい。しかし、お金がない。

例2) 彼は一度も海外に行ったことがない。しかし、英語がぺらぺらだ。

 

 

いかがでしたか。

これは初級文法ですので、間違えてしまった方はもう一度復習してみましょう。

普段から日本語の文章を読むことに慣れておけば、テストのときもストレスなく読めるようになるかと思うので、日々日本語に触れる生活を心がけてみてください。

このような問題の他にも、日本語文法の解説や日本語読み物なども掲載していますので、是非そちらもご覧ください!