私(わたし)は・・・。←これが日本語のベーシックです/日本語ラーニングサポートLLC

2023/04/22 ブログ

私(わたし)は、・・・です。

このパターンを使いましょう。

■名前

私は、マイケルです。

■仕事

私は、エンジニアです。

■国

私は、フィリピン人です。

「私は、・・・です」の文は日本語のベーシックです。

この形をしっかりと覚えて、勉強を始めましょう。

「私」・・・わたし、と読みます。自分のことを話す時、色々なワードがあって悩んだことがあるのではないでしょうか。

私、僕(ぼく)、あたし、自分(じぶん)、・・・etc.

まずは「私(わたし)」から始めましょう。

「私」は、ほぼオールマイティーに全場面をカバーできる素晴らしいワードです。

例えば、以下場面別に考えます。

■学校で、、、

例1:私はマイケルです。フィリピンから来ました。よろしくお願いします。

例2:私は、3年生です。

■ビジネスシーンで、、、

例1:私は、(株)新宿JLサポートのホセです。

例2:私は、明日休みです。

■その他生活の日常的な場面で、、、

例1:私は、納豆が苦手です。

※例2:私は、カフェラテです。

↑面白いですね。私は(ブログ書き手、楠田俊之)は昔からこの文が大好きです。いわゆる「うなぎ文」というものですが、「・・は・・・・。」の型が’前者=後者’の表現ではないことがよく分かります。

ご推察の通り、「私はカフェラテを注文します」等それに類する意図が日本語として文に結晶しています。

「主題」は・・陳述・・・、による「は」を取り立てた解釈も好むところですが、文末コピュラの「です」が非常に柔軟且つ多機能的に文法機能を発揮していますね。詳しくは本日の題材から外れますので別日のお話に任せます。

例えば英語でも「I am a beer.」という発話を実際に耳にしたという記述を読んだことがありますが、残念なことにまだ私は聞いたことがないように思います。

 

このように、あらゆる場面で「私」を使って話すことが先ず日本語の会話のベーシックになるようです。

では、「僕(ぼく)」という、これもよく耳にする’話者を示す表現’はどのような場面で用いるべきなのでしょうか。

1,男性であること

「僕」は、男性が自分を指し示す言葉です。

最近のマンガやアニメでは自分を「僕(ぼく)は・・・」と呼ぶキャラクターが登場しますが、あれらは’ニュアンス’です。つまり、高度に日本語を応用することでキャラクターに特有の雰囲気を持たせているのですね。

とても魅力的ではありますが、実生活の場面で女性が「僕」を用いることは不自然ですので控えましょう。

2,意見を述べる

「僕」は、男性が用いる上で’自分をはっきりと示す’効果を持っているようです。

例1:僕は、JLPTに合格したいんです。

※2023年の第一回試験は7/2日曜日ですね。皆さん、頑張って!

例2:僕は、ベジタリアンですから、(その)ラーメンはちょっと・・・。ごめんなさいね。

などなど、

意思を伝えること、「自分(=「僕」)」は、と話し出すことで自分のアウトラインを力強いものにする。

プラスにもマイナスにも使えますね。

例3:僕は、君の意見には賛成できないよ。←マイナス的

例4:僕は、君をとても大切に思っている。←プラス的

※「月が綺麗ですね」には及びませんが優しい気持ちでも’しっかりと自分を意識’して話せますね。

大切な場面では積極的に「僕(ぼく)」を使って話しましょう。

3,一歩引いて話す/遠慮しながら話す

絶対に含まれるニュアンスではありませんが、相手に対して謙譲的な態度で男性が話す時にも「僕」を用いることが多いですね。

例えばスポーツの世界で、、、

例5:僕は、先輩に本当に助けられてきました。

また例えば会社でも、、、

例6:僕は、特別にコメントなどありません。

立場が上の人に対して、1対1及びグループ内で話す時に「僕」を使って、かしこまった態度を見せることもできるようですね。

 

また、話者自身のことを「自分(じぶん)」と言っているのを耳にすることもあるのではないかと思います。

例1:自分は、大学時代にラグビー部で汗を流してきました。

例2:自分は、絶対に優勝したいんです!

など(↑)のように熱気が伝わってきます。

フォーマルな場面では日本語初心者のうちは’使用しないこと’が賢明です。

「自分(じぶん)」で表現できるニュアンスは有用ですし強力ですが、一般的な落ち着いた会話にはマッチしないものです。

人間関係の厳しい組織内などで話者自信を呼称する時に使うもの、と今は考えておいていただければ良いと思います。

 

本を読んでもドラマを見ても、勿論アニメやマンガ他いたるところに様々な「自分を指し示す」呼称が見つかると思います。

女性においては、

私の変形である「あたし」や、名前を使うこともありますね。

例1:あたし、明日はちょっと行けない。

例2:ゆりこ(←話者の名前)は、ウィンナーコーヒーとモンブランにしようかな。

※例えばカフェで↑

どちらも特別に「女性」性を強調するニュアンス語ですから、やはり日本語初心者のうちは避けたほうが良いのではないかとオススメします。

徐々にTPOに応じて使い分けられると面白いですね。

やはり「私(わたし)」に勝る言葉は総合的にはちょっと見当たらないと思います。

日本語を町で話し始めたら、まずは

「私は、・・・です。」/「私は、・・・・。」

ここから始めましょう。

 

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