初級日本語リーディングを始めませんか。楽しいお話の世界が待っていますよ!

こんにちは!
私たちの日本語勉強blogへようこそ!
このblogで、楽しいお話を読みながら、初級日本語をマスターしましょう!
何回も声に出して読むと、だんだん自然な日本語が話せるようになりますよ。
初級J-009 BOOKベーシック
■こちらは「ベーシック日本語リーディング」のコーナーです■
今日のメニューは、
①田舎のねずみと都会のねずみ
②この橋を渡るな
二つのお話と、問題、会話の練習があります。
①「田舎のねずみと都会のねずみ」
田舎に住んでいるねずみと、都会に住んでいるねずみが友達になりました。
ある時、田舎のねずみは都会のねずみに言いました。
田舎のねずみ:「今度、僕の家へ遊びに来て!おいしいご飯をごちそうするよ。」
都会のねずみ:「それはいいね!楽しみだよ!」
そして、都会のねずみは田舎のねずみの家へ遊びに行きました。
田舎のねずみ:「いらっしゃい。さあ、ご飯を食べよう!」
田舎のねずみは、テーブルにご飯を並べました。
でも、田舎のご飯は、木の実や豆だけです。
都会のねずみ:「え?これだけ?パンやチーズは?」
田舎のねずみ:「パン?チーズ?僕は、食べたことがないよ。」
都会のねずみ:「そうか。じゃ、今からいっしょに僕の家へ行こう。もっとおいしいものがたくさん食べられるよ!」
二匹は、すぐに都会へ行きました。
都会のねずみの家は、とても大きい家でした。
田舎のねずみ:「ここが君の家!?すごいなぁ。」
都会のねずみ:「さあ、早く中に入ってご飯を食べよう!」
家の中には、大きなテーブルがあって、その上にたくさんの食べ物が並んでいます。
二匹は、テーブルの上の果物やパンを取って、食べました。
田舎のねずみ:「わあ、こんなにおいしいもの食べたことがないよ!」
都会のねずみ:「ここにいれば、いつでもおいしいご飯が食べられるよ。」
すると…
ガタン!!と後ろで大きな音がしました。
人間が来たのです。
都会のねずみ:「大変だ!逃げろ!」
二匹は急いで、家具の間に逃げました。
部屋に来た人は、すぐにどこかへ行きました。
都会のねずみ:「ふう、危なかった。でも、もう大丈夫。食事を続けよう。」
田舎のねずみ:「じゃ、いただきます。」
すると、またガタン!!という音が聞こえました。
また別の人が部屋に来たのです。
この人は、しばらく部屋にいました。
もし、人間に見つかったらどうなるでしょう…。
ようやく人が部屋から出ていきました。
田舎のねずみ:「やっぱり僕は自分の家へ帰るよ。この食べ物も君が食べていいよ。」
都会のねずみ:「え?どうして?食べ物は全部おいしかったでしょう?よかったら、ここでいっしょに生活しない?」
田舎のねずみ:「確かに食べ物はおいしかった。でも、都会では毎日人間に見つからないように逃げなければいけない。そんな生活は嫌だね。」
そういって、田舎のねずみは自分の家へ帰りました。
問題 本文を読んで、正しいものには〇、間違っているものには×を付けてください。
例) 田舎のねずみと都会のねずみが友達になりました。(〇)
1、田舎のねずみと都会のねずみは、レストランで食事しました。
2、田舎の食べ物はあまりおいしくありませんでした。
3、都会のねずみは、「田舎の食べ物はおいしくない!」と言って、帰ってしまいました。
4、都会のねずみの家は、人間の家です。
5、都会の家には、果物やパン、チーズなどがあります。
6、二匹は、人間に見つかってしまいました。
7、田舎のねずみは、都会より田舎のほうが好きです。
答え
1、×
2、〇
3、×
4、〇
5、〇
6、×
7、〇
「田舎のねずみと都会のねずみ」はイソップのお話です。2022年11月15日にアップしたブログです。
ベースはN4レベルの日本語です。
「田舎のねずみと都会のねずみ」のエピソードはこちら↓
https://nihongojikan.jp/blog/20221115-4000/
②「この橋を渡るな」
ある京都のお寺に一休さんが住んでいました。
一休さんは、まだ子供ですが、とても頭がいい人でした。
ある時、このお寺の和尚さんが言いました。
和尚さん:「一休、これから私の友達のところへ行くぞ。一休もいっしょに行こう。」
一休さん:「はい!今、準備します!」
そして、二人は和尚さんの友達の家へ行きました。
でも、和尚さんの友達は、大きなお店の主人で、とてもいじわるな人でした。
家へ行く途中に、大きな橋があります。
和尚さんは、大きな橋の前で止まってしまいました。
橋の前に「このはしをわたるな!」と書いてあったからです。
和尚さん:「おい、一休。この橋は、渡ってはいけないと書いてあるぞ。どうする?」
一休さん:「大丈夫ですよ。和尚さん。」
そう言って、一休さんは橋の真ん中をどんどん歩きました。
和尚さんも、急いで一休さんの後ろを歩きました。
橋の向こうに着くと、いじわるな主人が立っていました。
主人 :「おい、橋の前に紙が貼ってあっただろう?読まなかったのか?」
一休さん:「ちゃんと読みました。」
主人 :「紙に何と書いてあった?」
一休さん:「このはしをわたるなと書いてありました。」
主人 :「じゃあ、どうして橋を渡ったんだ?」
一休さん:「はしを渡るなと書いてありましたから、端ではなく真ん中を渡りました。」
主人 :「ううううう…。そうか、漢字で書けばよかった…!」
※「端(はし)」は、真ん中から一番遠い場所という意味です。
問題 本文を読んで、正しいものには〇、間違っているものには×を付けてください。
1、一休さんは、大人です。
2、ある日、和尚さんと一休さんはいっしょに出かけました。
3、道の途中に橋がありましたが、渡らないで行きました。
4、一休さんは、橋の前の紙の漢字が読めません。
5、「このはしを渡るな」は「この橋を渡ってはいけません」という意味です。
6、一休さんと和尚さんは、橋の真ん中を歩きました。
7、橋と端は、ひらがなで書くと同じですが、意味が違います。
答え
1、×
2、〇
3、×
4、×
5、〇
6、〇
7、〇
「この橋を渡るな」は日本昔話です。2022年9月1日のblogで紹介しました!
ベースはN3レベルの日本語です。
「この橋を渡るな」のエピソードはこちら↓
https://nihongojikan.jp/blog/20220901-3957/
お話は面白かったですか。
もう少し会話の勉強もしましょう!!
↓
↓
↓
会話練習
★あなたはデパートのトイレへ行きました。
でも、トイレの前に書いてある漢字が読めません。
お店の人に聞きます。
あなた:「すみません。 。」
店の人:「故障中につき使用禁止と書いてあります。」
あなた:「故障中につき使用禁止…? 。」
店の人:「壊れているので、使ってはいけませんという意味ですよ。」
あなた:「わかりました。 。」
店の人:「はい、3階にありますよ。」
あなた:「そうですか。 。」
★田中さんは、最近運動をしていないので、何かスポーツを始めたがっています。
あなたは、ジョギングや水泳、テニス、ダンスなどたくさんのスポーツをしています。
毎週日曜日は運動するのが習慣です。
田中さんに運動のことを話します。
田中 :「最近、全然運動をしていないから、何かスポーツを始めたいんです。〇〇さんは、運動していますか。」
あなた:「 。」
田中 :「ジョギングですか、すごいですね。あとは、何かスポーツをしますか。」
あなた:「はい、 。毎週日曜日は、 。」
田中 :「そうですか。おすすめのスポーツはありますか。」
あなた:「 。部屋の中でできるし、 から。」
田中 :「いいですね!私もダンスを始めたいです!」
会話の例
★あなたはデパートのトイレへ行きました。
でも、トイレの前に書いてある漢字が読めません。
お店の人に聞きます。
あなた:「すみません。 これは何と読むんですか 。」
店の人:「故障中につき使用禁止と書いてあります。」
あなた:「故障中につき使用禁止…? どういう意味ですか 。」
店の人:「壊れているので、使ってはいけませんという意味ですよ。」
あなた:「わかりました。 じゃ、他にトイレはありますか 。」
店の人:「はい、3階にありますよ。」
あなた:「そうですか。 ありがとうございます 。」
★田中さんは、最近運動をしていないので、何かスポーツを始めたがっています。
あなたは、ジョギングや水泳、テニス、ダンスなどたくさんのスポーツをしています。
毎週日曜日は運動するのが習慣です。
田中さんに運動のことを話します。
田中 :「最近、全然運動をしていないから、何かスポーツを始めたいんです。〇〇さんは、運動していますか。」
あなた:「 はい、よくジョギングをします 。」
田中 :「ジョギングですか、すごいですね。あとは、何かスポーツをしますか。」
あなた:「はい、 水泳やテニス、ダンスもします 。毎週日曜日は、 必ず運動するようにしているんです 。」
田中 :「そうですか。おすすめのスポーツはありますか。」
あなた:「うーん、 ダンスがいいと思います 。部屋の中でできるし、 ダンスクラブに行けば友達もたくさんできます から。」
田中 :「いいですね!私もダンスを始めたいです!」
今日の日本語勉強は終わりです!
お疲れさまでした!
お話や、会話練習はどうでしたか。
楽しく勉強できましたか。
またこの日本語リーディングblogでいっしょに勉強しましょう!
それでは、今週も良い一週間を!