日本語でお話を読んで、レベルアップしましょう!今日も2つのお話を準備しましたよ!
こんにちは!
今日も日本語勉強の時間が始まります!
勉強の準備はできましたか。
たくさん読んで、たくさん練習しましょう!
初級J-008 BOOKベーシック
■こちらは「ベーシック日本語リーディング」のコーナーです■
今日のメニューは、
①金の斧、銀の斧
②旅人とクマ
二つのお話と、問題、会話の練習があります。
①「金の斧、銀の斧」
カーン、カーン
森の中で、一人の木こりが斧で木を切っていました。
斧は、木が切れる道具です。
カーン、カーン
スッポーン!!
木こりは、斧を近くの池の中に落としてしまいました。
木こり:「あぁ、どうしよう…。斧は、この一本しか持っていないんだけど…。」
木こりは、池の近くに座って考えましたが、いいアイディアがありません。
そんな木こりを神様が見ていました。
神様は、池の中に入って、木こりの斧を探しました。
そして、木こりに聞きました。
神様 :「君の斧は、この金の斧かい?」
木こり:「いいえ、私の斧は、そんなきれいな斧じゃありません。」
神様 :「じゃあ、この銀の斧かい?」
木こり:「いいえ、私の斧は、普通の斧です。」
神様 :「じゃあ、この斧かい?」
神様は、汚れた木こりの斧を出しました。
木こり:「そうです。それが私の斧です。」
神様 :「ははは、君はうそを言わないで、本当のことを言ったね。そんな君には、この金と銀の斧もプレゼントしよう。」
木こり:「ええ!?、ありがとうございます!」
木こりは、3本の斧をもらって、家へ帰りました。
次の日、木こりは友達の男の人に斧の話をしました。
木こり:「昨日、池に斧を落としちゃったんだけど、神様が探してくれて、金の斧と銀の斧もくれたんだ。」
男 :「へぇ。それはすごい。僕も、金の斧と銀の斧がほしいな。」
そして、その男は木こりが昨日行った池へ行って、自分の斧を落としました。
ポチャン…
すると、また神様が来て言いました。
神様 :「君の斧は、この金の斧かい?」
男 :「そうです!それが私の斧です。」
神様 :「そうか…君は嘘を言ったね。そんな君には、何もあげないぞ。」
神様は、そう言って、どこかへ行ってしまいました。
男は、金の斧も銀の斧ももらえませんでした。
そして、自分の斧もなくしてしまいました。
問題 本文を読んで、正しいものには〇、間違っているものには×を付けてください。
例) 木こりは、森で木を切っていました。 (〇)
1、木こりは斧を、池に落としてしまいました。
2、木こりは、斧を何本も持っています。
3、神様は、新しい斧を一本くれました。
4、神様は、金の斧を木こりに見せて、これは君のですかと聞きました。
5、木こりは、それは私のですと言いました。
6、木こりは、金の斧と銀の斧をもらいました。
7、木こりの友達も神様のところに行きましたが、何ももらえませんでした。
答え
1、〇
2、×
3、×
4、〇
5、×
6、〇
7、〇
「金の斧、銀の斧」はイソップのお話です。2022年10月11日にアップしたブログです。
ベースはN4レベルの日本語です。
「金の斧、銀の斧」のエピソードはこちら↓
https://nihongojikan.jp/blog/20221011-3977/
②「旅人とクマ」
ある時、二人の男が山の道を歩いていました。
男① :「いやー、たくさん歩いたな。」
男② :「そうだね。疲れたな。この山の向こうに行ったら、休もう。」
男① :「うん、そうしよう。何かおいしいものが食べたいな。」
2人は、話しながら歩いていました。
しばらくして、一人の木こりに会いました。
木こり:「おや?君たち、この山の道を行くのかい?」
男① :「そうだよ。」
木こり:「ここから先の道は、行かないほうがいいよ。危ないクマが出るから。」
男② :「クマ?クマなんか心配ないよ。僕たちは男2人だし、大人だし。」
男① :「そうさ。それに、僕たちは一番の友達なんだから。2人がいっしょだったら、どんなことがあっても大丈夫さ。」
木こり:「そうか。じゃ、気をつけてね。」
そういって、木こりは行ってしまいました。
男① :「心配しないで。僕たち2人なら、大丈夫だよ。
男② :「うん、そうだね。よし、山を登ろう。」
すると、近くの草むらから、大きなクマが来ました。
ガサガサガサガサ…
男① :「うわーーーーー!出たーーーーー!!」
男は、すぐに近くの木に登りました。
でも、もう一人は近くに木がありませんでした。
男② :「ああ、どうしよう。そうだ!」
この男は、そのまま地面に倒れて、動きませんでした。
クマは死んだ人は、食べないと聞いていたからです。
クマは倒れている男のところへ行くと、何かを言って、帰りました。
木に登っていた男は、静かに下りて、聞きました。
男① :「さっき、クマは君に何かを言っていたね。何を言っていたの?」
男② :「クマはね、友達が危ないときに、自分だけ木に登って助けない人とは友達にならないほうがいいって教えてくれたんだ。」
問題 本文を読んで、正しいものには〇、間違っているものには×を付けてください。
1、二人の男は、山を下りていました。
2、二人は、山の向こうへ行ったら、おいしいものを食べて休みたいです。
3、木こりは、この山にはかわいいクマがいるから、見たほうがいいと言いました。
4、二人は、クマが出ても大丈夫だと言いました。
5、クマが来たとき、一人は木に登りましたが、もう一人は木に登れませんでした。
6、クマは、その男を食べてしまいました。
7、クマは、友達が危ないときに助けてくれる人が本当の友達だと言いました。
答え
1、×
2、〇
3、×
4、〇
5、〇
6、×
7、〇
「旅人とクマ」はイソップの昔話です。2022年7月29日のblogです。
ベースはN4レベルの日本語です。
「旅人とクマ」のエピソードはこちら↓
https://nihongojikan.jp/blog/20220729-3947/
ここからは、少し会話の練習もしましょう!!
↓
↓
↓
会話練習
★あなたは昨日の夜8時に電車に乗りました。
その時、傘を忘れてしてしまいました。
傘は、白と黒で、大きいです。
駅の人と話します。
あなた:「すみません。 …。」
駅の人:「はい、何を忘れましたか?」
あなた:「 。」
駅の人:「どんな傘ですか。」
あなた:「 。」
駅の人:「どの辺に置きましたか。」
あなた:「うーん、 。」
駅の人:「椅子の横ですね。わかりました。何時の電車に乗りましたか。」
あなた:「 。新宿駅から乗りました。」
駅の人:「わかりました。調べますので、ちょっと待っていてください。」
駅の人:「ありましたよ。今、吉祥寺駅の事務所にあります。」
あなた:「そうですか。じゃ、取りに行きます。ありがとうございました。」
会話の例
★あなたは昨日の夜8時に電車に乗りました。
その時、傘を忘れてしてしまいました。
傘は、白と黒で、大きいです。
駅の人と話します。
あなた:「すみません。 昨日、ここに忘れ物をしてしまったんですが …。」
駅の人:「はい、何を忘れましたか?」
あなた:「 傘です 。」
駅の人:「どんな傘ですか。」
あなた:「 白と黒の大きい傘です 。」
駅の人:「どの辺に置きましたか。」
あなた:「うーん、 椅子の横にかけたと思います 。」
駅の人:「椅子の横ですね。わかりました。何時の電車に乗りましたか。」
あなた:「 午後8時くらいです 。新宿駅から乗りました。」
駅の人:「わかりました。調べますので、ちょっと待っていてください。」
駅の人:「ありましたよ。今、吉祥寺駅の事務所にあります。」
あなた:「そうですか。じゃ、取りに行きます。ありがとうございました。」
今日の日本語の勉強は終わりです!
お話はどうでしたか。
これからも、いっしょにこの日本語リーディングblogで楽しく勉強しましょう!
それでは、よい週末を!