お話を読んで、初級日本語を勉強しましょう。楽しいお話の世界が待っていますよ!

2023/01/31 ブログ

こんにちは!

JLSの日本語学習blogへようこそ!

いっしょに楽しいお話を読みましょう。

 

初級J-007 BOOKベーシック

■こちらは「ベーシック日本語リーディング」のコーナーです■

 

今日のメニューは、

①赤ずきんちゃん

②裸の王様

二つのお話と、問題、会話の練習があります。

 

 

①「赤ずきんちゃん」(悪いオオカミがおばあちゃんの家へ行くシーン)

赤ずきんちゃんは、おばあちゃんの家へ行きます。

途中の道でオオカミに会いました。

オオカミ  :「赤ずきんちゃん、どこへ行くんですか?」

赤ずきん :「おばあちゃんの家へ行きます。ワインとケーキをあげるんです。」

オオカミ  :「そうですか、おばあちゃんの家はどこですか?」

赤ずきん :「あの大きい木の下ですよ。」

オオカミ  :「そうですか。じゃ、また。」

オオカミは赤ずきんに手を振ると、一目散に走っておばあちゃんの家へ行きました。

そして、赤ずきんちゃんより早くおばあちゃんの家に着きました。

トントントン…

オオカミ  :「おばあちゃん、赤ずきんよ。」

おばあちゃん:「おや。赤ずきんか。いらっしゃい。」

おばあちゃんは、赤ずきんちゃんが来たと思って、ドアを開けました。

すると、

オオカミ  :「ガオーーーーッ!!!」

オオカミはおばあちゃんを食べました。

そして、おばあちゃんの服を着て、ベッドで寝ました。

しばらくして、赤ずきんちゃんが来ました。

トントントン…

赤ずきん :「おばあちゃん。赤ずきんよ。」

オオカミ  :「ああ、赤ずきんか。いらっしゃい。」

赤ずきん :「おばあちゃん、ワインとケーキだよ。どうぞ。」

オオカミ  :「ありがとう。赤ずきん、こっちへ来て。」

赤ずきん :「まあ、おばあちゃんの目、どうしてそんなに大きいの?」

オオカミ  :「それはね、かわいいあなたの顔がよく見えるからだよ。」

赤ずきん :「おばあちゃんの耳、どうしてそんなに大きいの?」

オオカミ  :「それはね、あなたの声がよく聞こえるからだよ。」

赤ずきん :「じゃあ、おばあちゃんの口、どうしてそんなに大きいの?」

オオカミ  :「それはね………あなたを食べるからだよ!!!!!」

赤ずきん :「きゃーーーーーー!」

オオカミは赤ずきんちゃんを食べました。

そして、お腹がいっぱいになりましたから、おばあちゃんのベッドで休みました。

そこに近くに住んでいるおじさんが、来ました。

トントントン…

おじさん  :「あれ?誰もいないのかな?」

おじさんがおばあちゃんの家のドアを開けると、オオカミがベッドで寝ていました。

おじさん  :「ああ!これは悪いオオカミだ。きっとおばあちゃんを食べたんだ!よし、おばあちゃんを助けてあげよう。」

おじさんは、はさみでオオカミのお腹を切りました。

すると、オオカミのお腹の中から、おばあちゃんと赤ずきんちゃんが出てきました。

赤ずきん :「おじさん!ありがとう!」

おじさん  :「とんでもない、当然のことだよ。大丈夫か?」

赤ずきん :「うん!大丈夫よ!」

おじさん  :「それはよかった。」

赤ずきんちゃんとおばあちゃんは、おじさんに助けてもらって、3人でおいしいケーキを食べました。

 

 

 

問題 本文を読んで、正しいものには〇、間違っているものには×を付けてください。

例)赤ずきんちゃんはおばあちゃんの家へ行きます。  (〇)

1、赤ずきんちゃんは、オオカミにおばあちゃんの家の場所を教えました。

2、オオカミは、「じゃ、おばあちゃんの家へ連れて行ってくれませんか。」と言いました。

3、オオカミが来たとき、おばあちゃんは赤ずきんちゃんが来たと思いました。

4、赤ずきんは、おばあちゃんの家に着きましたが、家には誰もいませんでした。

5、オオカミの目と耳は大きいですが、口は小さいです。

6、近くに住んでいるおじさんが助けてくれました。

 

 

 

 

 

 

答え

1,〇

2,×

3,〇

4,×

5、×

6,〇

 

「赤ずきんちゃん」はグリムのお話です。2022年11月8日のblogです。

ベースはN4レベルの日本語です。

「赤ずきんちゃん」のエピソードはこちら↓

https://nihongojikan.jp/blog/20221108-3994/

 

この「赤ずきんちゃん」は、「ベーシック日本語リーディング」初級J-002でも紹介しましたね。

皆さん、読んでくれましたか。

初級リーディングのblogは、2023年1月13日にアップしました。↓

https://nihongojikan.jp/blog/20230113-4037/

 

 

②「裸の王様」

ある国に一人の王様がいました。

ある時、二人の機織り職人が王様の家へ来ました。

機織り:「王様、私たちはとてもきれいな服が作れます。そして、なんと、この服は頭がいい人にしか見えないんです。」

王様 :「ほう、頭がいい人にしか見えない服か…。おもしろい、じゃ、その服を待っているぞ。」

機織り:「はい!1週間で王様のための見事な服を作ります。」

王様は、高いお金を払って、機織りに服を作ってもらいました。

でも、この二人の機織りは、うそを言ったのです。

頭がいい人にしか見えない服なんて本当はありません。

2人は、お金をもらいましたが、何も作りませんでした。

1週間待って、そして2週間がすぎました。

1か月も経って、待ちきれなくなった王様は2人の仕事を見に行きました。

王様 :「やあ、服はできましたか?」

機織り:「ああ、王様。もうすぐできますよ。ほら、見てください。とてもきれいですよ。」

機織りの2人は、何もないところを見ながら言いました。

王様もそこを見ましたが、やっぱり何もありません。

王様 :(うーん。何も見えない。でも、この服は頭がいい人にしか見えない服だから…)

機織り:「どうですか?」

王様 :「おお、とてもきれいだ。早く着たいなぁ。」

王様もうそを言いました。

 

そして、国のパーティーの日、

機織り:「王様!服ができました!」

王様 :「よし、じゃその服を着ましょう。」

王様は見えない服を着て、パーティーへ行きました。

王様も、王様の家族も、誰もその服が見えません。

でも、誰も何も言いませんでした。

すると、一人の子供が来て言いました。

子供 :「あ!!王様は何も着ていないよ!裸の王様だ!」

 

 

 

問題 本文を読んで、正しいものには〇、間違っているものには×を付けてください。

1、ある時、王様は機織りのお店へ行って、服を作ってほしいと言いました。

2、この服は、頭がいい人にだけ見えます。

3、機織りは、このきれいな服をちゃんと作りました。

4、王様は、みんなに「王様は頭がいい」と思ってほしいです。

5、王様は、パーティーの時、この服を着ました。

6、子供は、「王様はすてきな服を着ている」と言いました。

 

 

 

 

 

 

答え

1,×

2,〇

3,×

4,〇

5,〇

6,×

 

「裸の王様」はアンデルセンの昔話です。2022年8月30日のblogです。

ベースはN4レベルの日本語です。

「裸の王様」のエピソードはこちら↓

https://nihongojikan.jp/blog/20220830-3956/

 

 

お話は面白かったですか。

もう少し会話の勉強もしましょう!!

会話練習 

★あなたは、友達のジョンさんと話しています。

あなたは、土曜日はコンサートに行きます。

 

ジョン:「〇〇さん、来週の土曜日、テニスをしませんか。」

あなた:「            …。」

ジョン:「だめですか。」

あなた:「ええ、土曜日は             。」

ジョン:「そうですか。じゃ、日曜日はどうですか。」

あなた:「いいですよ。        。」

ジョン:「10時からです。」

あなた:「わかりました。雨だったら、      。」

ジョン:「うーん、雨だったら、カラオケに行きましょう。」

あなた:「いいですね。」

 

★あなたは、最近、海が見えるすてきな家に引っ越しました。

家から会社まで1時間半かかります。

でも、あなたは、自然がたくさんあるところが好きです。

田中さんと新しい家のことを話します。

 

田中 :「〇〇さん、最近引っ越したんですか。」

あなた:「はい、      。」

田中 :「会社の近くですか。」

あなた:「いいえ、             。」

田中 :「ええ!どうして、遠いところへ引っ越したんですか。」

あなた:「                 。」

田中 :「不便じゃありませんか。」

あなた:「              。」

田中 :「そうですか。確かに、海が見える家はすてきですよね。」

あなた:「ええ、田中さんも今度           。」

田中 :「いいんですか。じゃ、今度行きますね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会話の例

★あなたは、友達のジョンさんと話しています。

ジョン:「〇〇さん、来週の土曜日、テニスをしませんか。」

あなた:「 来週の土曜日はちょっと …。」

ジョン:「だめですか。」

あなた:「ええ、土曜日は コンサートに行くんです 。」

ジョン:「そうですか。じゃ、日曜日はどうですか。」

あなた:「いいですよ。 何時からですか 。」

ジョン:「10時からです。」

あなた:「わかりました。雨だったら、 どうしますか 。」

ジョン:「うーん、雨だったら、カラオケに行きましょう。」

あなた:「いいですね。」

 

あなたは、最近、海が見えるすてきな家に引っ越しました。

家から会社まで1時間半かかります。

でも、あなたは、自然がたくさんあるところが好きです。

田中さんと新しい家のことを話します。

 

田中 :「〇〇さん、最近引っ越したんですか。」

あなた:「はい、 そうなんです 。」

田中 :「会社の近くですか。」

あなた:「いいえ、 会社からは1時間半かかります 。」

田中 :「ええ!どうして、遠いところへ引っ越したんですか。」

あなた:「 海が見える家がいいと思ったんです 。」

田中 :「不便じゃありませんか。」

あなた:「少し不便でも、 自然があるところが好きなんです 。」

田中 :「そうですか。確かに、海が見える家はすてきですよね。」

あなた:「ええ、田中さんも今度 遊びに来てください 。」

田中 :「いいんですか。じゃ、今度行きますね。」

 

 

今日の日本語の勉強は終わりです!

お話はどうでしたか。

また、この日本語勉強blogに遊びに来てくださいね!